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“パー券問題”口閉ざす松野博一官房長官 官邸では「アルマジロ」と呼ばれ、国民から「必要ない」苦言も

社会・政治 投稿日:2023.12.07 18:25FLASH編集部

“パー券問題”口閉ざす松野博一官房長官 官邸では「アルマジロ」と呼ばれ、国民から「必要ない」苦言も

松野博一官房長官(写真・時事通信)

 

政府の立場としてお答えを差し控えるべきだと認識しているが、所属する清和政策研究会においてはこれから事実関係を精査するとコメントしていると承知しており、今後事実確認の上、適切に対応するものと承知している」

 

 12月7日、参議院の内閣委員会で、立憲民主党の石垣のりこ参院議員から「キックバックを受けたことはあるか」と質問された松野博一官房長官は、「木で鼻をくくった」ような答弁を繰り返した。

 

 

「これまでも官房長官会見で同じような答えをしていました。松野官房長官は、2019年9月から2021年10月まで安倍派の事務総長でしたし、7日には派閥関係者が東京地検特捜部の任意の取り調べに『キックバックは事務総長に報告した』と説明したことが報じられました。

 

 この流れのなかで、まったく説明をしない官房長官の態度に党内からも批判の声が上がっています。記者は『官房長官ではなく、議員の立場で答えてほしい』と要望しましたが、それもスルーされている状況です」(政治担当記者)。

 

 野党の攻撃も激しさを増している。立憲民主党の泉健太代表は6日、動画配信サイト「ニコニコ生放送」で「長官会見で言えないなら自ら会見すべきだ。それをやらないなら官房長官を辞めたほうがいい」と発言。野田佳彦元首相もTBSのインターネット番組で「兆単位のお金を動かす人たちが、自分の足元の金の説明もできないなら任せられませんよ。その任にあらずになると思いますね」と痛烈に批判している。

 

 国民はさらに辛辣だ。ネット上にはこんな声が多く上がっている。

 

《いつも都合が悪くなると他人事のように答弁する国会議員必要ない》

 

《最近本当に松野って必要か?と思ってしまう》

 

《この期に及んでだんまりをするということは、黒だと国民は判断する。辞任するとともに議員辞職しろ》

 

《「コメントを控える」ではなく、後ろめたいから「コメントできない」だろ?》

 

 この先、松野官房長官が答えることはあるのか気になるが、その望みは薄そうだ。永田町関係者はこう語る。

 

「永田町で官房長官は『アルマジロ』と呼ばれているそうです。アルマジロは危険が迫ると丸まって堅い殻で守りに入ります。外側からいくら突いても出てきません。

 

 そのように、松野氏の口は固くなるいっぽうではないかと、もっぱら噂されていますよ」

 

 7日、岸田首相が派閥会長を退くことがわかっているが、遅々として進まない自民党自身による実態解明。司直の捜査に任せるほかないようだ。

( SmartFLASH )

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