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「どこをどう見たらOKなの」岸田首相、マイナ保険証2024年秋移行「問題なし」判断…偽造問題、紐付けミス多発で批判
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.12.08 15:08 最終更新日:2023.12.08 15:11
12月8日、政府は、現行の健康保険証を予定通り2024年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替える方針を固めた。同日、読売新聞が報じた。
12月12日に、「マイナンバー情報総点検本部」を開き、岸田文雄首相が表明する方向という。
マイナンバーカードをめぐるトラブルが続発したことを受け、政府は国民の不安払拭に向け、「マイナンバー情報総点検本部」を6月に設置。11月末で総点検を終え、「マイナ保険証」への移行には問題がないと判断したという。
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12月8日、河野太郎デジタル相は、2024年秋のマイナ保険証への一本化について「何か問題があるという認識はない」と述べた。
「総点検本部では、11月9日時点で、ひも付けミスがマイナ保険証で8544件、障害者手帳で3063件見つかっています。
さらに、マイナンバーに別人の預貯金口座の情報が誤って登録されていた問題で、誤登録940件のうち、他人に情報を閲覧されたケースが215件あったこともデジタル庁は明らかにしています。
厚労省によると、マイナ保険証の10月時点の利用率は4.49%で、ピークだった4月の6.3%から6カ月連続で低下。河野デジタル相は、利用率の低さについて、『便利ということが伝われば増えていくと思う』と述べていましたが、利用率が上がる気配は見えてきません」(政治担当記者)
12月4日には、マイナンバーカードなどを偽造した疑いで、中国籍の女が逮捕された。自宅からはICチップ付きの白紙のカード750枚が見つかり、パソコンには、在留カード情報も含めて3000件の個人データが残されていたという。
2024年秋に現行の健康保険証を廃止する方針について「問題なし」と判断し、予定通り進める方針を固めたことに、SNSでは批判的な声が殺到した。
《えっ???問題だらけやん。問題しかないやん。データは流出、カード偽造、他人の口座に紐付け…。今ある保険証で十分使えてるのに何のためにやるわけ?税金の無駄遣いなんよ》
《利用率たった4%しかない 情報漏洩されまくり偽造までされてるマイナ保険証を国民全員に強要させるための”保険証廃止”が「問題なし」だとさ‥》
《つい先日『偽造マイナンバーカード工場でマイナカード750枚を含む約1万枚のカード偽造をした中国籍の女逮捕』との件があったのに、どこをどう見たら『現行の健康保険証の廃止を予定通り来年秋でOK』『マイナ保険証への移行に問題なし』となるのでしょうか》
岸田首相はこれまで、現行の健康保険証の全面的な廃止は「国民の不安を払拭するための措置完了が大前提」と強調していた。いまだ問題が噴出する「マイナ保険証」。国民の不安が払拭されたとは言い難いのだが……。
( SmartFLASH )