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《証人喚問は当然》自民・世耕氏、キックバック問題で「けじめがついたら説明したい」弁解するも、過去ツイート発掘され窮地に

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.12.10 15:20 最終更新日:2023.12.10 15:32

《証人喚問は当然》自民・世耕氏、キックバック問題で「けじめがついたら説明したい」弁解するも、過去ツイート発掘され窮地に

 

 自民党・安倍派の政治資金パーティをめぐる問題が「令和のリクルート事件」に発展しそうなほど広がりを見せている。

 

「パーティー券をノルマ以上売り上げた議員たちに、5年間で総額1億円超と見られるカネがキックバックされながら、政治資金報告書には無記載でした。

 

 

 おもな受け取り手として疑惑の目が向けられているのが、『安倍派5人衆』と呼ばれる松野博一官房長官、西村康稔経済産業大臣、萩生田光一政務調査会長、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長です。

 

 これまで、各議員とも『捜査中のことなので』『政府の立場としてお答えすることは差し控える』など、のらりくらりと言い訳を続けています」(政治担当記者)

 

 これまで、他の議員がスキャンダルを起こすと「しっかり説明責任を果たしてほしい」と言いながら、いざ自分のことになると反故にするらしい。

 

 そうしたなか、世耕議員のかつてのツイートが発掘されて話題となっている。

 

 2010年、東京地検特捜部が20億円を超える政治資金規正法違反で小沢一郎衆院議員の秘書経験者3人を政治資金規正法違反で逮捕・起訴、一方で小沢議員自身が不起訴処分になったことに対し、当時のツイッター(現在のX)に、こんな投稿をしているのだ。

 

《小沢幹事長不起訴?会計システムまで構築し、収支報告時には、貴重な限られた時間を犠牲にして、担当秘書にひとつひとつ質問しながらじっくりと確認した上で書類を提出していることが、空しくなってきます。》(2010年2月3日)

 

《証人喚問は当然。このような疑惑に関して自民党は過去ある程度証人喚問に応じてきましたよ。ゼロ回答はあり得ない。》(2010年2月17日)

 

「さらに前年の2009年12月には、氷代、モチ代と呼ばれる党本部から夏と冬に渡される一時金について《党から各議員の政党支部に振り込まれ、きちんと政治資金収支報告に載せるようにし、透明化しました》などとつぶやいていました。

 

 しかし、今回の疑惑では歯切れが悪すぎます。安倍派から世耕議員へのキックバックは1000万円とも言われますが、12月9日、京都府内の講演では、『私の立場で発言すると捜査そのものに影響を与えかねないということで、今なかなかご説明できない。けじめがついて節目が出てくれば、私もしっかり説明したい』と語り、参院幹事長の役職については続投の意向を見せました」(事件担当記者)

 

 その世耕議員、小泉政権が衆院選で大勝した2005年、本誌の企画で漫画家の弘兼憲史氏と対談している。テーマは「コミュニケーション」。世耕議員はNTT時代、広報部報道部門報道担当課長を務め、当時は自民党の広報戦略担当だった。

 

 その対談では「世間がどのように(党や議員を)見ているかを知ることが大切」「コミュニケーション上手というのは、受け手(国民)の立場になれるかどうかだと思う」と述べ、さらに「内外に対して『潮目を正確に伝える』ことが大切」とも力説していた。

 

 はたして世耕氏は、自らの疑惑を明確に説明し、『潮目を正確に伝える』ことができるのか――。

( SmartFLASH )

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