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橋本聖子氏もキックバック…「地方でも」「20年前から」脱税報道 “底なし沼” で森喜朗氏に問われる説明責任

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.12.11 17:15 最終更新日:2023.12.11 17:15

橋本聖子氏もキックバック…「地方でも」「20年前から」脱税報道 “底なし沼” で森喜朗氏に問われる説明責任

写真:AP/アフロ

 

 自民党・安倍派の政治資金パーティーで、ノルマを超えた売り上げがキックバックされた問題が “底なし沼” の様相を呈している。

 

 松野博一官房長官、高木毅国対委員長、塩谷立座長、西村康稔経産大臣、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の幹部6人だけでなく、大野泰正氏、池田佳隆氏、谷川弥一氏らにも4000万〜5000万円が還流していたと報じられている。

 

 

「12月10日には、NHKが橋本聖子元オリンピック・パラリンピック担当大臣も1000万円を超えるキックバックを受けた疑いがあると報じています。政治資金収支報告書に記載はしておらず、裏金にしていた疑いが濃厚です。橋本氏は知名度もありますから、パーティー券を売りやすかったのでしょう。

 

 実は、キックバックは地方組織でも常態化していたようです。自民党の京都市議と京都府議の2人が、2022年、パーティー券の販売ノルマを超えた24万円を報告書に記載していなかったことを、9日、京都新聞が報じています。

 

 中央でも地方でも裏金が状態化していたとしたら、非常に大きな問題となるのは間違いありません」(政治担当記者)

 

 9日には『報道特集』(TBS系)が、安倍派に属する国会議員の証言として、キックバックが20年以上前から続いていたことを報じている。この議員はキックバックについて、「派閥から『収支報告書に書くな』と事務所の会計責任者が指示を受けた」とし、「ある時点から『それはいいじゃないか』となおざりになった」と証言している。

 

「橋本聖子氏の名前があがったのは、永田町でも衝撃を持って受け止められています」と話すのは、ある自民党関係者だ。いったいどういうことか、この関係者が話を続ける。

 

「連綿と受け継がれてきた不正が事実だとすれば、安倍派(清和会)の歴代会長にも説明責任が出てくるでしょう。とくに注目が集まっているのは、森喜朗氏です。

 

 森氏は、1998〜2000年と2001年〜2006年に同派の会長を務めていますし、スポーツつながりで、橋本氏は森氏を『政界の父』と慕い、胸像の計画が持ち上がったときも発起人になっています。

 

 いまでも森氏は、同派はもとより政界に強い影響力を持っていますから、会見をするなりしたほうががいいのではないでしょうか。今後、安倍派が存続していくうえでも、必要だと思いますが……」

 

 実際、橋下徹氏は「疑惑が認定ということになれば、安倍派は当然、解散と思う」と指摘している。このまま森氏が逃げていては、安倍派解体も現実味を帯びてくる。

 

 12月5日、森氏は西村経産相、世耕参院幹事長と都内のホテルで会食している。裏金問題について話し合ったと見られるが、このまま森氏は逃げ切るのだろうか――。

( SmartFLASH )

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