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JAL機事故で「ペット問題」注目のなかスターフライヤーが「客室まで一緒」サービス拡大も緊急時は「機内に置いていって」に議論噴出
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.04 16:50 最終更新日:2024.01.04 17:03
1月2日、羽田空港の滑走路で、日本航空の旅客機が海上保安庁の航空機と衝突して炎上。この事故で、海保機に乗っていた6人のうち5人が死亡(機長1名は重傷)、日航機の乗客・乗員は、379人全員が奇跡的に脱出できたものの、貨物室内に預けられていたペットの犬と猫の2匹が置き去りにされ、救出することはできなかった。
JAL公式サイトの「ペット・動物をお預けのお客様へ」の項目を見ると、客自身も航空機に搭乗したうえで生き物を預ける場合、「手荷物扱い」となり、航空機の貨物室(バルクカーゴルーム)に預けられる。預けた生き物は、到着空港で係員から受け取る形となる。
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JALの広報部は1月3日、本誌の取材に対して、
「JAL516便では、2件のお預かりがございました。お預かりしたペットに関しましては、残念ながら救出ができませんでした。お悔やみを申し上げます。
ペットのお預かりに関しましては、お客さまの『ご家族』を大切にお預かりする、という認識のもとお預かりをさせていただいております。この度は、お客さまやご家族の皆さま、関係の皆さまには大変なご心配、ご迷惑をおかけしていますことを深くお詫び申し上げます」
との回答を寄せている。
そんななか、フリーアナウンサーの笠井信輔(60)が自身のSNSに、今回の事故の乗客のひとりと思われる人物から、こんなコメントが寄せられたことを明かしている。「日刊スポーツ」が報じている。
《わたしは、あの旅客機に乗っていました。あの事故で貨物室に乗っていた愛猫を失いました。あの炎の中で何度も叫びました。暗い貨物室で怖かったよね、苦しかったよね。ひとりで逝かせてごめんね。まだ実感が湧かず、涙が止まりません。こんな形で笠井さんにコメントしてすみません。私のような思いをもう誰もしませんようにと祈るばかりです》
自身の家にも2匹の猫がいる笠井は、このコメントを読んで涙したという。笠井氏に限らず、今回の件は動物と暮らす人たちに悲しみをもって受けとめられており、飛行機に乗る際、生き物をどうすべきかがクローズアップされている。
「タイミングを同じくして、ペットと一緒に飛行機の客室に搭乗できる『FLY WITH PET!』というサービスを提供している航空会社のスターフライヤーが、このサービスを2024年1月15日から国内線全路線・全便に拡大するとして、注目が集まっています。というのも、非常時のペットの対応について、議論が噴出しているのです」(週刊誌記者)
このサービスについて、同社は公式ホームページ内の詳細を紹介するコーナーで
《緊急時の酸素サービスはペットにはご利用いただけません。また脱出の際にはペットは機内に置いて行かなくてはなりません。》
と明記しており、サービス利用の際にはこのことが明記された同意書に署名する必要がある。
これについて、SNSでは、
《目の前で見捨てて脱出する方が辛いから猫様は絶対飛行機乗せない》
《同意書には 緊急脱出時は置いて行く様に 死傷しても会社は責任負いません って書いてて、サービス利用はこれの同意が必須 ただ、有事の時に飼い主がこれを守るか?》
など、議論が沸き起こっている。
笠井も同じように感じたようで、1月4日に更新したInstagramで、スターフライヤーに直接、電話したことを報告。同社から《残念ながら脱出スロープはケージを抱いて降りることができない構造なので申し訳ありませんが、置いていってください》との説明を受けたことを明かし、非常時の動物たちの処遇について《検討をはじめてくださることを願います》などとつづった。
今回の件を機に、各航空会社の対応に、なんらかの変化が訪れるかもしれない。
( SmartFLASH )