社会・政治
「データ破壊は自民のお家芸」逮捕された池田議員「証拠隠滅」報道でまたも蒸し返された「ドリル優子」の悪名
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.08 14:55 最終更新日:2024.01.08 14:57
自民党の「清和政策研究会」(安倍派)に所属する衆議院議員の池田佳隆容疑者(57)と政策秘書の柿沼和宏容疑者(45)が、2022年までの5年間に政治資金パーティのキックバック4800万円余りを政治資金収支報告書に記載しなかったとして、1月7日、政治資金規正法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。
「当初、自民党内では『逮捕されることはないだろう』という見方がほとんどでしたが、特捜部は身柄を取りました。金額の多さにくわえ、証拠隠滅や関係者との口裏合わせの可能性があったからです。
特捜部は昨年12月に池田議員の関係先を家宅捜索しましたが、その前に池田容疑者はパーティー券の販売先や参加者の名簿、キックバックの金額などを記録した資料の廃棄を秘書に命じていた疑いが出てきました。そのため、逮捕に踏み切りました」(事件担当記者)
【関連記事:「原因はやっぱりドリル優子」岸田首相、内閣改造しても支持率上がらず…自民関係者は小渕優子氏の選対委員長起用に嘆息】
そして、1月8日、NHKが「記録媒体が破壊」と報じたことを受け、SNSでは「ドリル優子」がトレンドワードになった。
「自民党の小渕優子選挙対策委員長が経産大臣だった2014年、政治資金問題が発覚しました。
その際の家宅捜索を前に、事務所にあったパソコンのハードディスクがドリルのようなもので破壊されていたことから、SNSなどで『ドリル優子』というあだ名がつけられました。その後も、ネット上では、なにかにつけ『ドリル優子』の言葉が飛び交います」(同)
今回もそれが蒸し返された格好だ。「X」には、
《証拠隠滅と言うと忘れちゃならない小渕優子氏…かつて、政治資金規正法違反で世間に謝罪会見もしてないのに「誠意を持って説明させて頂いてきた」と説明責任を『もう済んだ事』にしてしまうドリル優子》
《データ破壊は自民党のお家芸! ドリル優子の二番煎じ!》
《データ破壊で証拠隠滅のおそれというのは 自民党の常套手段なのか?》
《『ドリル優子』ならぬ『ドリル池田』ってことですか?》
などと書き込まれ、お祭り状態になった。
「小渕議員にとってみればとんだ飛び火で、『もう、いい加減にしてくれ』という心境かもしれませんが、結局のところ、いまも繰り返し話題になるのは、本人が説明責任を果たしていないことが原因です。今後も、ずっと言われ続けることになるでしょう」(同)
国会議員に「説明責任」は馬の耳に念仏なのだろうか。
( SmartFLASH )