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裏金4300万円で谷川弥一議員ついに辞任「政治資金で芸者に15万」「国会で般若心経」釈明会見では「長崎3区の恥」と逆ギレ自嘲

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.23 18:34 最終更新日:2024.01.23 18:43

裏金4300万円で谷川弥一議員ついに辞任「政治資金で芸者に15万」「国会で般若心経」釈明会見では「長崎3区の恥」と逆ギレ自嘲

国会内で口を開け、天を向いて熟睡する谷川弥一議員(写真・長谷川 新)

 

 自民党安倍派の政治資金パーティー問題をめぐり、パーティー収入からのキックバック約4300万円を報告書に記載しなかったことで、略式起訴された谷川弥一議員。1月22日、地元・長崎県で会見をおこない、議員辞職を表明した。

 

 会見冒頭、「このような事態に至ったことは、自身の認識の甘さがあったと深く反省しています。この場を借りて深くおわび申し上げます」と殊勝に謝罪したのだが――。

 

 

 谷川議員といえば、12月10日、報道陣からの度重なる追及に対し、「頭悪いね。質問しても、これ以上、今日は言いませんと言ってるじゃない」と “逆ギレ” したことに批判が殺到。それから2日後の衆院本会議では、腕組みしたまま爆睡しており、さらなる非難が集まっていた。

 

 会見では、裏金の使い道について「飲食などいろんな政治活動に使った」と語っている。谷川氏はカネがらみの疑惑が多く、2008年7月には、谷川氏が代表を務める長崎県第3選挙区支部が、懇親会に芸者を呼び、料金15万5736円を支払っている。

 

 2009年10月、西日本新聞の取材に対し、同支部は「谷川の個人的な会食で不適切な支出」と認め、谷川氏は全額返金。当時、取材を受けた谷川氏は「芸者は長崎の芸術化」と話しており、SNSでは多くの失笑が寄せられた。

 

「このほか、息子が社長を務める谷川建設から約1180万円の寄付を受けていたことが2018年に発覚。同社は、県から約1億7000万円の補助金を受けており、『交付決定から1年以内の献金禁止』という政治資金規正法違反が疑われました。谷川氏は不適切と判断して、全額を返金したと報じられています。

 

 さらに、2017年の衆院選では、船をチャーターして離島で遊説したものの、チャーター代金19万4400円を1年以上未払いだったことが判明。2018年12月に代金を払ったうえで、報告書を修正しています」(政治担当記者)

 

 谷川氏は、2016年11月30日、衆院内閣委員会でカジノを含めたIR法案について質問に立ち、約38分の持ち時間で30分ほど経過すると、「時間が余っているので」と般若心経を唱えだした。

 

 谷川氏は般若心経を読経した理由について、記者に「何が悪いんですか」としたうえで、「(批判は)どうぞご自由に。民主主義の世の中だから。私は自信がある」などと述べている。

 

 追及されるとすぐに “逆ギレ” する谷川氏。今回の釈明会見でも、報道陣の質問に苛立つ様子を何度も見せている。裏金の使途や責任を繰り返し聞かれると、最終的には「あんたが調べて。これ以上言うんだったら死ぬしかないね。責任取れと言うなら、帰って死ぬしかないよ。俺が悪いんだと言ってるじゃないですか、何回も何回も」と言い放った。

 

 さらに、会見中には「ニコニコ、ニコニコね。ニコニコってしましょう」と両手を顔に添える謎ポーズも披露。ちなみに、2003年の初当選時、谷川氏は「当選の喜びはもちろんですが、やらなきゃならない課題が大きいんで、そんなニコニコニコニコするわけにもいきません。大きな課題があります。頑張りますから」と意気込みを語っている。

 

「『長崎3区の星』だと思ったら『長崎3区の恥』だった」と後悔も語った谷川氏。議員として20年活動したが、厳しい幕引きとなってしまった。

( SmartFLASH )

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