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岸田首相、4月に「国賓待遇」で訪米「またお金バラマキ?」「高額なお土産代が!」SNSで不安広がる
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.26 15:50 最終更新日:2024.01.26 15:50
岸田文雄首相が、4月に国賓待遇でアメリカを公式訪問し、同10日にバイデン大統領との首脳会談をおこなうという。
1月26日、林芳正官房長官は記者会見で首相の訪米を明らかにし、「両国の緊密な連携を一層深め、強固な日米同盟を世界に示す上で大変有意義なものになる」と述べた。首脳会談とともに、両首脳夫人を交えた公式夕食会も開かれる。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、会見で「日本は最も緊密な同盟国のひとつであり、インド太平洋地域で日米同盟は非常に重要だ。バイデン大統領は岸田首相に会うことを楽しみにしている」と述べた。
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日本の首相の国賓待遇での訪米は、2015年の故安倍晋三元首相以来、9年ぶり。国賓待遇の招待は、国家元首ではない首相に対しては最大級の厚遇となる。
ラーム・エマニュエル駐日米国大使は、1月26日、自身の「X」にこう書きこんだ。
《バイデン大統領が、岸田首相を4月10日に国賓待遇でお迎えします。この訪問が決まったことを皆さまにお伝えできうれしく思います。G7広島サミット、キャンプ・デービッドに続く歴史的な会談がまたひとつ実現することとなります。年が改まり、日米同盟には新たな活力がみなぎっています。》
だが、岸田首相の「国賓待遇」での訪米を不安視する声が、SNSで広がっている。
《また、お金バラマキに行くのかな?》
《高額なお土産代がとても不安ですね》
《国賓待遇はトマホークのご褒美かね? だったらまだいいけど新しい高価なお土産代だったりしてな》
バイデン大統領は2022年5月に来日し、岸田首相と会談。岸田首相は、大統領との共同記者会見で「私から、日本の防衛力を抜本的に強化し、その裏づけとなる防衛費の相当な増額を確保する決意を表明した」と話した。
そして同年12月、岸田政権は、2023年度から5年間の防衛費総額を43兆円程度とすることを閣議決定。それまでの計画から1.6倍に積み増す、過去最大の増額となった。
「2023年6月、バイデン大統領は、カリフォルニア州で開いた支持者集会で、『私は3回、日本の指導者に会い、説得した』と発言し、日本の防衛費増額は、自ら働きかけた成果だったとアピールしました。
日本政府の抗議で発言を訂正すると、同年7月、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、バイデン大統領は岸田首相の肩を抱き、『彼は防衛予算を増やし、日本を強化した。改めてこの公の場で感謝したい』と発言。日本の防衛力強化とウクライナ支援を称賛しています」(政治担当記者)
2024年1月18日、日本の防衛力強化の一環として、防衛省は、米国製巡航ミサイル「トマホーク」の購入契約を米政府と締結。契約額は約2540億円で、2025年度から2027年度にかけて最大400発を配備する。
「バイデン政権は、2023年10月、ウクライナ支援614億ドル(約9兆円)を含む緊急予算を通すよう議会に働きかけましたが、共和党の反対で停滞しています。
年末には2億5000万ドル(約350億円)にのぼる追加支援を発表しましたが、これで予算は枯渇すると見られます。4月の日米首脳会談では、ウクライナへの支援継続も主要な議題になるでしょう」(同)
欧米でウクライナへの「支援疲れ」が指摘されるなか、日本はどれだけの追加支援を求められるのか。岸田首相の「国賓待遇」での訪米が、これまでの「ご褒美」にとどまることはなさそうだ。
( SmartFLASH )