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「突貫のツケ出そうで怖い」大阪万博、海外パビリオン工事が大幅遅延 中国はまさかの「完了は開幕日」回答

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.02.29 14:53 最終更新日:2024.02.29 15:03

「突貫のツケ出そうで怖い」大阪万博、海外パビリオン工事が大幅遅延 中国はまさかの「完了は開幕日」回答

大阪万博の会場建設工事が進む夢洲(ゆめしま)(写真・時事通信)

 

 次から次と問題が噴出する「2025年大阪・関西万博」。建設業界のトップである日本建設業連合会の宮本洋一会長が「(大屋根リング)内側のパビリオン等の建設は、これから着工するものも多く、今後、すべてのリングがつながると、内側への重機や資材の搬入に制約が生じる」と発言。リングが完成すると、建設用車両の進入経路に制限が発生して、パビリオン建設に遅れが生じる懸念を示したと報道されたばかりだが、今度は海外パビリオンの完成が「開催日当日になる国がある」という報道が出て、大阪府民を驚かせている。

 

 

「海外パビリオンの建設方法は4種類あります。参加国が費用を負担して独自の設計で建設する『タイプA』、万博協会が建設したパビリオンを参加国が単独で借りる『タイプB』、協会が建設したパビリオンを複数の参加国が共同使用する『タイプC』、協会が建設したパビリオンに参加国が費用負担して内装などをする『タイプX』です」(週刊誌記者)

 

 共同通信は2月28日、「万博協会が2月に公表した最新の建設工程に、複数国が間に合わない状況であることが分かったと報じた。

 

「報道によると、タイプAは当初、60カ国(56施設)が建設を予定していました。このうち、着工に必要な行政手続きの完了が確認できたのは、2月28日までにシンガポール、アイルランド、サウジアラビアなど7カ国のみ。これらの国は最も工程が進んでいるグループということですが、大阪市に提出した関連書類では、建築工事を終える工事完了予定日を、6カ国が11月9日~2025年3月31日、中国にいたっては工事完了が開幕日の2025年4月13日と記載していると報じているのです。

 

 背景には、材料費や人件費の高騰がありますが、協会はタイプAの建設が遅れているため建築工事完了時期を2024年7月から10月に、3カ月遅らせた経緯があります。会場建設費も当初予算の約2倍の2350億円になりましたが、すべてにおいて算定がぬるま湯です」(社会部記者)

 

 ニュースサイトにも《なんとか間に合ったとしても突貫のツケが出てきそうで怖さもある》《間に合わせる為に現場に過度な負担を 強要することだけはやめてほしい》《こんな状態で各国のパビリオンは完成するのか。リングとかトイレよりも万博の要であるパビリオンに重点を置くべきではないかと感じる》と悪影響を心配する声が多かった。

 

 工事中の万博を見学……ということだけはないように祈りたい。

( SmartFLASH )

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