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「磐田は浜松より文化が高い」静岡・川勝知事の“不適切発言”が止まらない! 「今度迷惑かければ辞職」の誓約どこへ

社会・政治 投稿日:2024.03.15 17:30FLASH編集部

「磐田は浜松より文化が高い」静岡・川勝知事の“不適切発言”が止まらない! 「今度迷惑かければ辞職」の誓約どこへ

2023年7月には不信任決議案が提出され(後に否決)された静岡県の川勝平太知事(写真・時事通信)

 

 静岡県川勝平太知事の“失言”が注目を集めている。

 

 3月13日、県西部の磐田市を拠点とするサッカー女子チームが、県庁を表敬訪問したときのこと。監督や選手と懇談した川勝知事は、次のような発言をしたという。

 

「磐田というところは文化が高いんですよ。浜松よりもともと高かったわけでしょ」

 

「(サッカー強豪高校の)藤枝東は、サッカーをするために入ってきている。(学校も)ボールを蹴ることが、いちばん重要なことなんですよ。勉強よりも何よりも」

 

 

 また、日本代表「侍ジャパン」という名称について「やっぱり男の子はお母さんに育てられるし、お母さんが(武士道精神を)持っている」とも語ったという。

 

「『浜松より高い』は、磐田を持ち上げるつもりだったんでしょうが、そこで浜松を引き合いに出したことで、結果的には浜松を下げることになってしまっています。県知事としては不適切な発言です。

 

 藤枝東高に関する発言については、同校を揶揄する発言で、完全にアウト。

 

 子育てについての持論は、子育ては女性の役割だと言わんばかりで、ジェンダーギャップについての論争が多いこのご時世、やはり不用意な発言と言わざるを得ません」(週刊誌記者)

 

 同日の定例記者会見で、これらの発言の真意を問われた川勝知事は

 

「かつて磐田が遠州の中心であった。歴史的事実を言っただけ」

 

「(藤枝東高は)サッカー文化を大事にしている高校だと強調するため」

 

 などと答え、発言の撤回や修正はしなかった。

 

 川勝知事は、かねてから暴言や問題発言の多さで知られている。

 

・2013年9月「教師の授業が最低だということ」(学力調査で県の小6国語Aが全国最低だったことを受けて)

 

・2019年12月「ヤクザもいる。ゴロツキがいる」(県議との面談で。県の文化拠点構想を反対する議員について)

 

・2020年10月「首相の教養のレベルが図らずしも露見した。学問をした人ではない」(菅義偉首相が日本学術会議の任命見送りをした件について)

 

・2021年6月「11倍の倍率を通ってくるからみんなきれい」「顔のきれいな子はあまり賢いことを言わないと、きれいに見られない」(女子大生らと高速道路の建設現場視察で)

 

・2021年10月「あちら(御殿場)はコシヒカリしかない。だから飯だけ食って、それで農業だと思っている」「経済はここ(県西部)が引っ張ってきた。あちらは観光しかありません」(参院選の応援演説で。対立候補が元御殿場市長だったことで)

 

「この『コシヒカリ発言』で、県議会は知事の辞職勧告決議を可決。川勝知事は給与の返上を約束しましたが、その後、未返上が発覚し、2023年7月には県議会に不信任決議案が提出されました。決議案はわずか1票差で否決されましたが、川勝知事はその際『今度、間違うようなことをして、ひとさまに迷惑をかければ辞職する』と述べています」(同前)

 

 リニア問題で全国的な注目を集める川勝知事。リニアは止められても、ご自分の口は止められないようだ。

( SmartFLASH )

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