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古舘伊知郎が独自に考察した「一平問題」突如噴出の“真相”に「さすがの切り口」「絶対ない」議論百出

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.03.26 17:52 最終更新日:2024.03.26 18:01

古舘伊知郎が独自に考察した「一平問題」突如噴出の“真相”に「さすがの切り口」「絶対ない」議論百出

 

 3月25日(日本時間26日)、専属通訳だった水原一平氏の解雇後、初の会見をおこなったドジャース大谷翔平。会見のなかで大谷は「結論から言うと、彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで、なおかつみんなに嘘をついていた」などと語り、26日の日本のワイドショーは、こぞってその話題を取り上げている。

 

 

 そうしたなか、自身のYouTubeチャンネルで、騒動に対する独自の考察を披露したのが、フリーアナウンサー古舘伊知郎だ。古舘は3月24日に『大谷選手の通訳だった水原一平氏の違法賭博問題。事の発端は今年の1月か。スポーツ賭博と税収』とのタイトルでYouTubeを更新。動画の冒頭で、「もういまや、みんながいろいろ言ってんだけど、俺、どうしても今回は水原一平、あの賭博問題について、俺なりのアングルというものを持ってるから、今日、伝えたい」と切り出すと、この騒動について語り出した。

 

 古舘はまず、2023年12月に、大谷がドジャースと10年・7億ドル(約1040億円)の契約を結んだものの、そのうち約97%(約986億円)は、2034年から10年間にわたって支払われる「後払い」契約であることを説明。もし大谷が10年後、カリフォルニア州から転居すれば、同州は約9800万ドル(約143億円)の税収を失う可能性があることから、カリフォルニア州の会計検査官マリア・コーエン氏が、大谷の契約を問題視しているという報道が複数でなされた経緯を語った。そのうえで、今回の騒動は日本側からの視点だけではなく、カリフォルニア州側、米国側の視点に立って考えてみることも大事と主張すると、「大谷は我々にとって日本の誇り」と前置きして、次のように語った。

 

「(だけど)アメリカのドジャース以外のMLB、野球のファンとかそれ以外から見たら、もしかしたら(大谷が)あまりにも強いんで、『目ざわりな外国人助っ人』というふうに思ってるかもしれない。だとするとだよ、これ、日本でたとえるなら、税を司ってる大元、たとえるなら国税庁、国税がなんらかのものをマークして、もしかしたら槍玉にあげてやる部分があるんじゃないか。

 

 っていうふうに、目をつけて動き出してたとしたら……と考えると、たとえば今回の件、1月以降、この税絡みの(問題で)当局が目つけたりして、大谷の口座から違法な賭博に使われてる多額のカネが出てるようだってのが浮上したとしたら、この水原ってヤツが違法賭博やってるぞっていうのが見えてきたとしたら……だよ。俺はそういうふうに思うんだよね」

 

 さらに古舘は、水原氏が2021年から直接、取引をおこなっていたとされるブックメーカーのマシュー・ボイヤー氏が、2023年10月、連邦当局によって家宅捜索を受けたこと、その顛末を「ロサンゼルス・タイムズ」がスクープしたことを説明。スクープを担当した記者のなかに、カリフォルニアの汚職事件専門の調査報道記者がいたことを指摘し、「だとすれば、税務当局、捜査当局、カリフォルニアの記者、一線上で、星座のようにつながってくるよね」と考察した。

 

「あの(大谷の)異例の後払い、これ、カリフォルニアはエラいぞ、ずいぶん税収が入るべきものが入らないぞ、このやり方。これはどっかで目ぇつけといて批判しとかないと、ほかも、みんな、我も我もということになったら、富裕層含めて困るぞっていうような。一石を投じようという動機があったんじゃないの? ってことを俺は想像で思ってるわけだよ。だから、やっぱり1月の大谷ギャラ後払いで起こってみせたことが、今回のことにつながってきてるかなと」

 

 古舘は、米国の38州では合法なスポーツベットが、カリフォルニア州では許可されていない理由として、背景にネイティブアメリカンたちが持つカジノ利権が関係しているのではないかとも推測した。

 

 こうした古舘の考察に、YouTubeチャンネルのコメント欄には、

 

《この話題でこんな切り口古舘さんだけですよ。素晴らしい》

 

《流石の切り口 あくまで推測にはなってしまうけど、州当局に目付けられた可能性は高いんじゃないかと思う》

 

 と、共感の声が複数あがった。しかし、一方では、

 

《LA在住ですが、いまアメリカで大谷が悪く憶測されているのは単に潜在的なアンチが多いからですよ。いまだに英語で簡単な問答さえできない (またはトライしようとしない) アジア人が大スター扱いなのを気に入ってない層がしっかりいます。給与後払いなどは昔からMLBにあるシステムに過ぎません》

 

《今回の件、後払いが絡むようなことは絶対ないですよ。(略)その見解にはちょっと無理があります。確かに後払いの比率は大谷がもちろん一番大きいけど、ベッツやフリーマン含め高額な選手は皆してるわけだし。それに大谷を失脚させてドジャースや大谷に関する収入が下がればそれこそ本末転倒なのでは?むしろ大谷を利用してでも税収を上げたいと思うはず》

 

 など、古舘の考察に反論の声もあがった。

 

 真相はどうであれ、大谷が苦境に立たされていることは間違いない。

( SmartFLASH )

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