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「自己保身に明け暮れるだけ」岸田首相、自らの処分否定でSNS大荒れ…本音は「二階派つぶせてラッキー」とニンマリか
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.03.26 17:57 最終更新日:2024.03.26 18:12
このところ、岸田文雄首相の「逃げ腰」が目立っている。
3月22日、首相官邸で甘利明前幹事長と会談した岸田首相は、自民党の政治資金パーティー裏金問題を受けた所属議員への処分について、「『私自身も含め』と言った覚えはない」と話したという。FNNなどが報じている。
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「一瞬、耳を疑いました。19日には各紙が『首相自身も処分対象とする検討に入った』と報じていましたし、岸田派の元会計責任者が立件されていましたから、党内でも『当然のこと』と受け止められていました。それがいきなり180度の転換ですから驚きました」(政治担当記者)
しかし、この「言った覚えはない」は序章だった。25日の参院予算委員会でも岸田首相の「自身の処分」に質問が及んだが、首相は「党の歴史のなかで、現職の総裁が処分された事例はない」と発言したのだ。
「『前例にとらわれない』が口癖の岸田首相とは思えない否定的な姿勢です。理由としては、岸田派の元会計責任者は略式起訴、二階派の会計責任者は在宅起訴で公判請求されているという違いがあるようです。
岸田首相は、党から自身に処分が下された場合の対応について、『党の手続きや判断は尊重されなければならない』としながらも、『信頼回復のため、党総裁として最大限努力を続けていきたい』と辞任を否定。
さらに、安倍派幹部に対して追加の聞き取り調査をすることを表明、『私自身も聞き取りをおこないたい』と語ったことから、党内では『世論アピールのパフォーマンス』と怒りの声があがっています」(同)
こうした岸田首相の姿勢に、SNSは大荒れだ。
《事例がなければ、岸田で前例を作ればいい》
《歴史に名を残すチャンス到来やん!》
《事例にないくらい今がひどいって認識できないのかね》
など「率先垂範」を促す書き込みが殺到していた。
「3月25日には、二階俊博元幹事長が次の衆院選に出馬しないことを、岸田首相に直々に報告しました。岸田首相は『自民党の再起を強く促す出処進退であると、重く受け止めたところであります』とコメントしましたが、会談はわずか7分で終わりました。
不出馬を表明した二階氏に処分はおこなわれない見込みですが、あまりにそっけない対応に、憤慨している元二階派議員は多いはずです。岸田首相としては二階派をあっさり潰せたわけで、ラッキーだと思っているかもしれませんね」(自民党関係者)
SNSではこんな意見も。
《安倍派と二階派を潰したいだけの保身総裁》
《岸田みたいに国益と民意を無視し自己保身に明け暮れるだけの総裁が過去にいなかっただけの話。恥を知らぬにも程がある》
裏金問題について「火の玉になって取り組む」と強くアピールしていた岸田首相だが、結果で見れば、ライバルをうまく潰し、自身の保身もできてニンマリしているのかもしれない。
( SmartFLASH )