来日中のドナルド・トランプ大統領。滞在中に安倍晋三首相との会談が予定されているが、トランプ大統領にとって一つの心配事がある。それは滞在中の食事の問題だ。
トランプ大統領は、自他共に認める偏食家。2017年5月にサウジアラビアを訪問した際には、イスラム教の国なのにステーキを要求。訪問する国の文化を尊重しない姿勢は米国内でも批判されたという。
かつて「トランプ・ステーキ」なるものまで販売していたトランプ大統領は、もちろんハンバーガーも大好き。「ビックマックは最高。もちろんクォーターパウンダーも外せない」とイベントで語ったこともある。
「たった一つの不良品のハンバーガーがマクドナルドを潰す。一つの不良品が出るだけで、ウェンディーズなどのファストフードチェーン店はビジネスできなくなる」と続け、ファストフード業界の品質管理を信奉している。
そんなトランプ大統領は、2002年にマクドナルドのCMに出演。それ以前の1995年にはピザハットのCMにも登場している。
「私は、衛生管理されたものを好む。みなさん、商品がどのように作られたかわからないようなところへ行くのはよくないでしょう?」とも付け加えている。
2016年3月、アメリカのTV番組『INSIDE EDTION』に登場したトランプ大統領の元執事トニー・サンタクル氏もこう語っている。
「トランプ氏に『チーズバーガーを用意してくれ。ケチャップを忘れるなよ!』とよく言われました。野菜を見ることすら嫌がっていましたね。彼は典型的な肉食アメリカ人と言えるでしょう」
11月6日には迎賓館でワーキングランチと晩餐会が開かれる。外務省は「晩餐会のメニューについては把握していない」と言うが、ファストフード大好きを公言するトランプ大統領に満足してもらえるだろうか。