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“ボロ家ハラスメント” 報じられたいなば食品「釈明文」に批判殺到…死去した副社長に責任丸投げで「ちゅ~る、もう買わない」の声

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.04.14 17:33 最終更新日:2024.04.14 18:24

“ボロ家ハラスメント” 報じられたいなば食品「釈明文」に批判殺到…死去した副社長に責任丸投げで「ちゅ~る、もう買わない」の声

球場命名権について発表する、いなば食品の稲葉敦央社長(中央、写真・時事通信)

 

 猫用おやつ「CIAOちゅ~る」や「いなばライトツナ」で知られ、2023年度の売上高1350億円を誇る食品大手の「いなば食品」が、4月11日、文春オンラインで “ボロ家ハラスメント” を報じられ、波紋を広げている。

 

「記事によれば、本社のある静岡県内で勤務する予定だった一般職の女性19人のうち少なくとも17人、実に9割が入社を辞退したそうです。

 

 新入社員は、『真新しい社員寮が完成している』と聞いていたのに、社宅として案内されたのは古い一軒家ばかり。雨漏りするようなボロ家で、新入社員同士が2~4人に分かれて、共同生活しろと言われたそうです。

 

 

 給与も募集要項より約3万円少なかったことから、続々と退社する事態になりました。社長夫人で現在は取締役の稲葉優子会長が、社員の待遇を指示しているとも明かされています」(事件担当記者)

 

 この報道を受けて、12日、いなば食品は公式サイトに、『由井のボロ家報道について』のタイトルで釈明文をアップ。

 

「公開された文章は改行もバラバラで、日本語もわかりづらく、非常に読みにくいものでした。

 

 たとえば、同社の副社長が《1月10日に死亡》としたうえで、《本件の一切の担当責任者だった総務部長がこの入院期間中の詳細な指示が酸素吸入による呼吸困難でほぼできず、空白となってしまいました》と書いています。おそらく副社長と総務部長は同一人物でしょうが、およそ大企業のプレスリリースとは思えない粗雑さでした。

 

 さらに、《いままでシェアハウスの改修のほぼ一切は逝去した副社長の担当》《責任者の死亡により作業指示が大変に遅れ》と、亡くなった副社長に全責任を負わせるような内容だったのです」(同)

 

 この同社の説明に、Xには、

 

《いなば食品、給与や住居で騙して入社させようとして9割に辞退された事もヤバいけども、言い訳のプレスリリースで亡くなった副社長に全部責任おっかぶせて問題から逃げようとしてるの恐怖でしかない》

 

《いなば食品のプレスリリース、副社長の訃報の表現が「死亡」なのめちゃくちゃ怖すぎるんだけど。永眠とか死去でお願いしたい》

 

《いなば食品の恐ろしさってこういうプレスリリースからも社内の創業一家による恐怖政治感が明確に感じられたり、いくら副社長とは言っても死体蹴り、故人の尊厳を傷つけるような内容だし、創業一族以外は人としての権利を認めない意識が溢れてると思う》

 

 などと批判が殺到した。こうした声を気にしてか、いなば食品は即座に釈明文を変更。タイトルこそ「由井のボロ家報道について」のままだったが、副社長のくだりは大幅に削除している。

 

 信頼感に欠けるような同社の姿勢に、Xでは愛猫家から、

 

《ちゅーる系はいなば以外にもあるからね ワイは少なくともこういう会社に金は落とさないようにしていきたい》

 

《うちのこにもあげてたけどもうやめるわ》

 

《今から他の猫にいなばは社員を大事にしない会社なのでちゅーる買えなくなる事、伝えます。》

 

 など、「CIAOちゅ~る」はもう買わないといった声も多くあがっている。いなば食品は、消費者の信頼を取り戻すことができるだろうか。

( SmartFLASH )

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