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名古屋・乳児2遺体事件 第一発見者が開いた「遺棄された段ボール」38歳容疑者が語っていた「AV出演願望」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.05.20 06:00 最終更新日:2024.05.20 06:00

名古屋・乳児2遺体事件 第一発見者が開いた「遺棄された段ボール」38歳容疑者が語っていた「AV出演願望」

「AVの応募用」として、入村容疑者がAさんに送った自撮り写真。風俗店では「30歳」として勤務

 

「ここに住んでいた人はペットを飼っていたんですか? ものすごい異臭がしています」

 

 名古屋市内のマンションの一室を契約していたAさんは、部屋に残る荷物の運び出しを知人に依頼していた。知人から電話でこう告げられた瞬間、嫌な予感が頭をよぎった。

 

「何か動物の死骸でも見つかったのかと思ったのですが、まさか人の遺体が出てくるとは……」(Aさん)

 

 

 Aさんが契約していた部屋に2024年2月中旬まで住んでいたのは、5月13日に死体遺棄の疑いで逮捕された自称・入村恵容疑者(38)だった。

 

 見つかったのは乳児2人の遺体で、入村容疑者は自ら出産し、遺棄したものと認めている。遺体はいずれも死後1年以上が経過しているとみられ、すでに一部は白骨化。遺体はビニール袋に入れられ、密閉性の高いプラスチック製ケースにしまわれていた。

 

「さらに、そのケースは緩衝材で包まれ、台所の流しの下に置かれた段ボール箱に入れられていたそうです。私の知人は異臭の元をたどり、段ボール箱を開けた段階で私に電話をかけて、110番通報もしました。

 

 段ボール箱を取り囲むように消臭剤が置かれていましたが、それでも臭いは相当、きつかったようです」(同前)

 

 愛知県出身の入村容疑者は、約10年前に家族から行方不明届が出されていた。逮捕直前まで、風俗店の従業員として働いていたとみられている。Aさんはこう話す。

 

「現場の一室はもともと私が住んでいましたが、2019年に知り合った入村容疑者が住居に困っていたので、荷物を置かせてあげたのが最初です。その後も『行く場所がない』と居座ってしまったので、家賃をもらう代わりにそのままにしていました。

 

 その間、私は別の場所に住んでいましたし、彼女と交際はしていません。男性にみつぐためにお金を必要としていたようで、もともと風俗店勤務。あるとき、AV出演の応募に使った自撮り写真を送ってきて、『(AVに)出られるかな?』と言ってきたこともありました」

 

 愛知県警は、入村容疑者の出産経緯を調べている。

 

「まだ死因は特定できておらず、誰との子なのかもわかっていない。容疑が殺人に切り替わる可能性があるため、警察は慎重に捜査しているようです」(社会部記者)

 

 家賃を2カ月滞納した後、入村容疑者と連絡が取れなくなったため、Aさんは退去を申し入れたという。最後のLINEのやり取りで「(家賃を)置けるだけおいてあります! はい~!」と、Aさんに明るく返事をしていた入村容疑者。

 

 だが、その裏で部屋に遺体を捨てていた「心の闇」は、どこから――。

( 週刊FLASH 2024年6月4日号 )

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