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「与党入り排除せず」維新・馬場代表、発言に本人「言ってません」否定も「ポーズだけ」の自民批判に国民酷評
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.05.20 18:30 最終更新日:2024.05.20 18:30
日本維新の会の馬場伸幸代表は、5月17日に配信されたラジオNIKKEIのポッドキャスト『吉野直也のNIKKEI切り抜きニュース』で、次期衆院選で与党が過半数割れとなった場合に、自民党政権に参加する可能性に言及した。
与党が過半数割れした場合、維新はどういうポジションを取るのかを問われ、馬場代表はこう答えた。
「維新はエッジの立った行動をしているから、自民としても(維新を)引っ張り込むと面倒くさいことになるという、不安感があると思う。第1党になった政党がどう考えるかが、大きく影響する。
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我々としては、掲げた政策が実現するかどうかをベースに、(連立の)組み合わせ等を考えていきたい」
さらに「政策が実現するのなら、与党に入る選択肢は排除しないのか」と問われ、「そういうことです」と答えた。
また馬場代表は、維新が12年めを迎え、第3極の「保守政党」として最長記録を更新しているとしたうえで、「かりに連立政権に入ったときにも『この政策がかなわないなら連立を離脱する』と、政策面においてのアクションを起こせば長生きしていける。政策面での実現も、可能性が高まってくる」と述べた。
一方、同党の吉村洋文共同代表は17日、馬場氏の発言について記者団から問われ「自民とは価値観が違う。与党入りは、維新の消滅を意味する」と述べ、連立入りには否定的な考えを示した。「政策を実現するうえで、与党に入る必要は必ずしもない」とも強調した。
馬場代表は5月18日、自身のXに、発言を報道した記事を貼りつけたうえでこう否定した。
《そんな事言ってません。ちゃんと聞いてもらえればわかります。》
だが、ポッドキャスト自体が「政策実現なら与党入り排除せず」という見出しで配信されている。さらに、馬場代表は、これまでも連立入りの可能性を示唆する発言をしては、釈明を繰り返してきた過去がある。
2023年8月6日にも、ラジオ番組で自公と連立を組む可能性を問われ「選挙を経て、2党で政権を維持できない場合、交渉のやり方とか、いろいろと考える余地がでてくる」と述べた。
同月16日放送のBS11の番組でも、党の看板政策である憲法改正や教育無償化を実現するためなら「すべての可能性を否定しない」と述べ、釈明に追われた経緯がある。
本人はXで発言を否定したものの、馬場代表が「政策実現なら与党入り排除せず」の姿勢を示したことに、Xでは批判的な声が殺到している。
《腐りきった自民党にはウンザリなのですが、維新に投票すると自民党政権が続く。維新への投票は自民党の思う壺》
《支持者の皆様、これで維新が野党でないという事が良く解ったでしょう。結局自民崩れの極右政党維新は古巣に帰る事しか道はない》
《維新は第2自民党。自民批判はポーズだけ》
5月9日、自民党の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、政治倫理審査会(政倫審)でさらなる実態解明を求めることについて、馬場代表は「なんの効果があるのか」と否定的な考えを示し、Xでは、《自民救済党にしか見えん》と批判の声があがっていた。
自民への批判より、立憲民主党を敵視した発言を繰り返す馬場代表。このままでは、自民党への批判票は馬場氏が敵視する立憲に流れかねないのだが。
( SmartFLASH )