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「身辺に気をつけな」直撃に記者を脅迫! 国民民主党・玉木雄一郎代表の弟が「3000万円持ち逃げ」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.01 06:00 最終更新日:2024.07.01 06:00

「身辺に気をつけな」直撃に記者を脅迫! 国民民主党・玉木雄一郎代表の弟が「3000万円持ち逃げ」

4月の衆院補選で乙武洋匡氏を応援する国民民主党・玉木雄一郎代表。東京都知事選でも小池百合子氏を支援

 

「許せないですよ。お兄さんの存在で信用させ、お金は持ち逃げ状態。卑劣です」

 

 そう話すのは、神奈川県内で飲食店を経営するAさんだ。

 

 憤怒の矛先を向ける相手は、国民民主党の玉木雄一郎代表(55)の、1歳下の弟である実業家の玉木秀樹氏。現在、Aさんと秀樹氏の間で、巨額の金銭トラブルが発生している。

 

「秀樹氏から『3000万円を出資して、UAEのドバイに自動車のガラスコーティング会社を新規設立しないか』と持ちかけられました。コーティング事業は悪くないし、『ドバイ王族を顧客にできる』と言うんです。

 

 秀樹氏が私の会社に来て、コーティングの実演も見せてくれていたので、悪い儲け話ではないと思いました。出資金を渡す際には、秀樹氏が香港に所有している不動産を担保にして、返金するという話だったんです」

 

 

 なにより、Aさんの決断を強く後押ししたのが、秀樹氏が「雄一郎氏の弟」と紹介されたことだったという。

 

「秀樹氏は『俺の兄は国会議員をやっているから、信用してください。へんなことはしません』と言っていたのです」

 

 2023年6月に、Aさんは会社設立のための業務を秀樹氏に委託する契約を結び、出資金3000万円を渡した。契約内容では、3カ月後に元金を返却し、以降は事業利益の30%が支払われるというもの。

 

 だが契約後、一向にドバイでの会社設立や事業などは進んでいない。

 

「秀樹氏に何度問い合わせても、『ドバイに会社を作れてない』と言うばかりで、元金の返済もなく、次第に連絡も取れなくなりました。そのため2024年1月、警察に相談に行きました。これは詐欺ではないかと思ったんです」

 

 結局、6月まで秀樹氏から連絡はなく、Aさんは刑事告訴に踏み切ることにした。

 

 Aさんの弁護士はこう話す。

 

「ドバイでの会社設立の実態がなく、それらしい名前だけの話なんです。現在、詐欺罪にあたるとして刑事告訴を進めています。秀樹氏が相手を信用させるため、国会議員の兄の存在を利用していたことも強く問題視しています」

 

 秀樹氏においては、過去に自身が投資を募った仮想通貨「キングスコイン」が上場後に大暴落したことで、トラブルに発展したこともあるが……。

 

 今回のAさんの告発をどう受け止めているのか。

 

 6月27日、都内で秀樹氏を直撃すると、こう話し始めた。

 

「実態はすべてありますよ。動いていますし、商談も継続しています。ただ、もちろん(Aさんが)満足いくものじゃないということで、こういう話になっているのでしょう。

 

 でも、この契約のどこに詐欺的要素があるんですか? 教えてほしいです」

 

 強く、詐欺行為を否定した秀樹氏。そして、こう続けた。

 

「Aさんの元金は、Mという人物に990万円、Iという人物に500万円抜かれたんです。MとIが『Aさんからお金を引っ張ろう』として、その窓口を僕にやらせるという画を描いたんです。

 

 僕は利用された被害者ですよ。東京だけで詐欺師が何人いるか知っていますか。20万人です。詐欺師の隣にいただけなのに、首謀者は僕になってしまいます」

 

 そんな主張を展開する秀樹氏。さらに、6月20日に、永田町で財務省の公用車が起こしたひき逃げ死亡事件を引き合いに出し、

 

「あの被害者は、なんで亡くなったかわかりますか。あなたも身辺に気をつけたほうがいいですよ」

 

 と、記者に殺人をほのめかす脅迫をしたのだ。

 

 雄一郎氏の事務所に、秀樹氏のトラブルを尋ねると、

 

「秀樹氏とはこの数年、連絡を取っておりません。事実かどうかも含め、まったく承知しておりません」

 

 と回答があった。

 

 しかし、この回答が届くのとほぼ同時刻、秀樹氏の知人で「フィクサー」を名乗る人物が、本誌に接触を試みてきた。

 

 その人物は、本誌が雄一郎氏の事務所に送った質問内容をすべて把握しており、

 

「秀樹さんは、お兄さんから『お前は何やっているんだ』と言われたようです。(脅迫発言については)『FLASH』とは別媒体の記者だと思って、そう言ってしまったんです」

 

 と、秀樹氏の代わりにこう弁明した。当然だが、どんな相手であろうとも脅迫をしてはならない。

 

 雄一郎氏も“連絡途絶”だという実弟と、しっかりと話し合いをおこなったほうがいいだろう。

( 週刊FLASH 2024年7月16日号 )

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