7月5日、高知市立中学校のプールで水泳の授業中に溺れ、病院で治療を受けていた小学生が死亡した。
高知市教育委員会は、児童が通う市立小学校のプールがポンプの故障で使えなかったため、水深が15cmほど深い、近くの中学校のプールを借りて授業していたという。
「教頭と担任教諭2人の合計3人が引率する形でおこなわれた授業です。4年生の2クラス、合計36人が参加しました。溺れた児童は、水泳が苦手な児童のグループに入り、プールの縁をつかんでバタ足の練習をしていたそうです。教諭2人がプールの中から10人ずつを監視していたものの児童の異変に気付かず、ほかの児童2人が溺れている児童をプールサイドに引き上げましたが、その時点で意識不明の状態だったとのことです」(社会部記者)
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楽しいプールの授業が一転、幼い命を奪う悲劇にーー。こうした事態に対し、水泳の授業そのものを見直すべきだという意見がX上で噴出している。
《もう学校でプール指導やめろよ、文科省》
《水泳の授業ってもう時代に合ってなくない?って思います》
《もう現状の学校教育で水泳するの難しくね?》
「将来、水難事故などから身を守るためにも、学校のプールという“安全な環境”で水泳技術を学ぶことに意味はあるでしょう。しかし、昨今の教員不足を考えれば、そもそも“安全な環境”を用意するのが難しいのかもしれません。
世界的に見れば、そもそもプールの授業自体がない国も多く存在するわけで、プールの授業自体をやめるという選択肢も確かにあるでしょう。とはいえ今回のケースでは、無理に中学校のプールで授業をおこなったことが問題だった可能性もあるので、学校側の責任はしっかり検証されるべきですね」(社会部記者)
命を奪う事故だけは絶対にあってはならないはずだ。
( SmartFLASH )