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「政治屋とは彼」石丸伸二氏、都知事選敗北も即「国政進出」宣言の意気揚々ぶりに“踏み台”東京&広島からのあきれ声

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.09 13:40 最終更新日:2024.07.11 16:31

「政治屋とは彼」石丸伸二氏、都知事選敗北も即「国政進出」宣言の意気揚々ぶりに“踏み台”東京&広島からのあきれ声

都知事選の選挙活動中の石丸伸二氏

 

「選択肢としては当然、考えます。たとえば、衆議院広島1区。岸田首相の選挙区です」

 

 7月7日に投開票がおこなわれた東京都知事選挙で、小池百合子氏の当確が出た後、2位と健闘した石丸伸二氏が国政選挙への考えについて聞かれた際に発した言葉だ。

 

「開票後のテレビ各局との中継では、たびたびこの国政進出をにおわす発言について質問を受けることになり、『可能性を言及しただけ』『わかりやすい例として、広島1区』と弁明していました。

 

 

 中継のなかで対峙した、社会学者の古市憲寿氏から向けられた『都知事選ってただの踏み台だったのか』といった質問などから、石丸氏は選挙戦前に蓮舫氏に向けられていた批判と同じ様相を感じたのかもしれません。

 

 ですが結局、最後まで石丸氏は、今後の国政進出について、肯定も否定も避けることに一貫していました」(政治担当記者)

 

 この「広島1区」発言について、Xでは賛否の声が上がっている。

 

《「お前は東京に住む我々を踏み台にした?!」という言葉が出てしまった。投票した方々や、東京を真剣に考えている人たちからすれば完全な侮辱とさえ取れるだろう。政治屋とは彼を言う》

 

《投票した人はそれは織り込み済の人が多いんじゃないですかね》

 

《ほら、あっという間に東京捨てたぞ。開票した直後に。いかに東京に興味がなかったか》

 

《プランAがダメだったらプランB、Cを実行するのが当然でしょう》

 

 じつはこの日は、石丸氏の辞職にともなっておこなわれた、広島県安芸高田市長選挙の投開票日でもあった。

 

 こちらでは、石丸氏の政治手法を厳しく批判した無所属新人の、元郵便局長の藤本悦志氏が初当選。一方で、石丸市政の継続を訴えた熊高昌三前市議は、約2200票差で敗れる結果となった。

 

 地元・広島でも、石丸氏の評価は割れているようだ。保守系の広島県政関係者は言う。

 

「安芸高田市のような田舎の市議会では、馴れ合いというか、なあなあで済ませることが多かった。そこに政治経験のない石丸氏が入ってきて、正論を吐いた。

 

 政治手法には問題点があったかもしれないが、市の将来を考えて無駄な予算を減らすなど、行財政改革にも取り組んだし、給食無償化も実現した。今回、落選した熊高さんは、石丸市長時代に市議会のなかでは唯一といっていいほど、石丸市長を支えていた。なので、はっきりと“石丸後継候補”で間違いありません。

 

 それが否定された選挙結果は『昔のままがいい』と考えた人が多かったということなのでしょう。どちらかというと、石丸氏の政治手法は都会向きであるような気がしますね」

 

 一方、別の保守系県政関係者は批判的だ。

 

「政治とは妥協の産物です。意見が対立する側とも議論をかわし、考える政策が7割でもかなえば上等という世界。それでも1歩、前進することになるわけです。

 

 石丸氏は『0』か『100』という考え方なので『100』の成功ならば、自分の功績。なにも出来なかった『0』の場合は、議会のせいにするというパターンだと思います。石丸氏は議会と対立するばかりで、議会対策すらまともにできなかった男です。安芸高田市も彼の“踏み台”になったと思っている地元民は少なくないですよ。

 

 2025年11月に広島県知事選があります。衆院選はそれよりも前でしょうから、広島1区なりに出て落選すれば、県知事選へ出るのでは、と地元政界では見ています」

 

 ひとまずは、政治の世界に身を置き続けようと考えている石丸氏。

 

“プランB”の衆院選、“プランC”の広島県知事選までは視野に入れているのかもしれない。

( SmartFLASH )

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