社会・政治
石丸伸二氏の “サイレント支援” 拒否…「維新の会」が都知事選中に出していた「接触禁止令」を公開!
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.10 15:21 最終更新日:2024.07.11 16:27
日本維新の会・音喜多駿政調会長は、7月8日、『プライムニュース』(BSフジ)に出演し、東京都知事選の前に前安芸高田市長・石丸伸二氏と面会したことを明かした。
音喜多氏は、日本維新の会の地方支部「東京維新の会」で幹事長を務めており、石丸氏とは2度面会したという。
石丸氏から「何らかの支援をお願いできないか」と持ちかけられたと明かし、音喜多氏は「(政党からの)推薦を取ったり、政策協定とかを結ぶ形でやらせていただくのはあり得る」と返したことを告白。だが、1度持ち帰って検討した石丸氏側から「政党色はできるだけつけたくない」という理由で断わってきたという。
これは、石丸氏からの “サイレント支援” の要請を拒絶したことを暴露した形になる。
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翌9日、同党の藤田文武幹事長の記者会見でも同様の内容が明かされ、石丸氏と面会したのは藤田氏、音喜多氏のほかに馬場伸幸代表、柳ケ瀬裕文総務会長の4名だったという。
「実際に日本維新の会は、6月12日に今回の都知事選での独自候補の擁立を断念。政策面などで共鳴しそうな両者が、距離を取ったことは意外だ、とも受け止められていました。
しかし、選挙後に起きた、テレビ番組での言動などによる石丸氏への猛批判を見ると、維新が応援につかなかったことは英断だったとも言えそうです」(政治担当記者)
本誌は、都知事選告示後の6月下旬に、東京維新の会関係者に送られた “通達” を入手していた。そこには音喜多氏の名前で、都知事選への「静観」という対応についての説明が記されていた。
第一に《自由に支援・活動して良いとなれば、組織的なリスク管理ができなくなります》と理由を綴り、各議員による個人的な応援活動をおこなわないように忠告。
また、選挙戦冒頭に河合悠祐氏による “ほぼ全裸ポスター” 騒動が注目を集めていたことも念頭に置いていたのか、
《早くも都知事選挙ではいろいろな問題候補や問題ポスターが話題になっていますが、それを維新の所属議員が手伝っていたことが判明したらどうなるでしょうか》
と、問題につながる行為も牽制している。
そして、石丸氏から持ちかけられた “サイレント支援” と思われる内容にも言及。
《各人がまったく身分を隠し、議員ではない個人ボランティアとして活動したとしても、自身の立場が周囲に知られれば党にとってマイナス要因になりえるということにはくれぐれも留意し、慎重な行動をお願いしたいと存じます》
と、都知事選での候補者への接触を禁止していたのだ。
日本維新の会は “似て非なるもの” と、石丸氏の本性を見抜いていたのだろうか――。
( SmartFLASH )