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「思いつきも極まれり」大阪万博「子ども専用列車」検討に猛ツッコミ「すべて泥縄なんよな」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.17 21:00 最終更新日:2024.07.17 21:00
7月15日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、同番組のコメンテーター・玉川徹氏から「大阪万博の赤字分は誰が負担するのか」と聞かれ、「まだ決まっていないんです」と答え、国民を唖然とさせた吉村洋文・大阪府知事。
今度は「府内に住む4歳から高校生までを学校単位で万博に無料招待する」という事業に関連して、「会場の夢洲(ゆめしま)に直接鉄道でアクセスできる大阪メトロ中央線で『子ども専用電車』を走らせられるかどうか検討している」と明かして府民を仰天させた。
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「7月17日におこなわれた『万博推進特別委員会』の会見で、横山英幸・大阪市長が『吉村知事と一緒に事務方に検討するよう(大阪メトロに)指示した』と発言しました。
万博会場である『夢洲』への交通アクセスは原則として地下鉄かシャトルバスになります。観光バスの直接乗り入れは限定的ということなので、近くの舞洲(まいしま)、尼崎、堺などに止めてシャトルバスに乗り換える必要があります。
こうしたことから、多くの児童は地下鉄を利用すると見込まれますが、大阪メトロ・中央線はピーク時で1日12万人が利用、混雑率は140%になると予測されていました。
そのため、子どもたちの安全が確保できないことから、無料招待に参加するか決めかねている自治体も多いのです。大阪府の教育庁によると、7月2日時点で1526校が『参加する』と回答。275校が『未定・検討中』、40校が『不参加』という数字です」(週刊誌記者)
自治体の不安を一つ一つ払拭していくために、今回、専用列車の運行検討を始めたようだが、吉村知事は「列車そのものが、子どもが万博に行くためだけの列車になる」と説明していることから、通常ダイヤ以外に増発する考えもあるようだ。費用については、大阪府が負担するという案もあるという。
この発言に、Xでは “うんざり” の声が多く寄せられた。
《吉村のやることって、すべて泥縄なんよな》
《思いつきも極まれりやな》
《安全に運行できるのかな? 現場に大きな負担がかかりそう》
《「子供専用列車」にすると乗車駅の混雑は避けられないでしょう 特にホームの混雑は危険です》
メタンガスの爆発不安や熱中症対策など解決しなければならない課題は山積で、教職員組合も「子ども招待」事業の中止を求めている。開幕まで日がないにもかかわらず、後手後手対応はまだ続きそうだ。
( SmartFLASH )