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「辞めてすむ話でもない」小林製薬 “創業138年” 一族「紅麹」4カ月後辞任に「遅すぎる」あらためて集まる批判
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.23 15:20 最終更新日:2024.07.23 15:24
7月23日、小林製薬は臨時取締役会を開き、同社の小林一雅会長(84)と小林章浩社長(53)が辞任し、新社長に山根聡専務(64)が昇格する人事を決定した。
3月に明らかになった「紅麹」成分入りのサプリメントを摂取後に健康被害が出ていた問題で、経営責任を取る形だ。
創業138年の小林製薬は “一族経営” の企業で知られている。一雅氏は創業者・小林忠兵衛のひ孫で、章浩氏は一雅氏の長男。後任の山根氏は、創業家以外で初の社長就任となる。
腎疾患などの健康被害が出ている紅麹成分入りサプリメントの問題では、これまで小林製薬側の報告の遅れが、問題視されてきた。
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社会部記者がこう話す。
「健康被害が疑われる最初の小林製薬からの症例報告が2024年1月中旬で、国への報告が3月下旬と2カ月以上も遅れました。
そして、3月29日に5人めの死亡者を公表して以降、サプリメントに関連する死亡者の報告はありませんでしたが、6月中旬に厚労省があらためて小林製薬に報告の有無を確認すると、関連が疑われる死亡者の存在が判明。
6月27日になってから、ようやく調査を継続している死亡事例が76件あると小林製薬が報告したため、厚労省側は激怒しました」
厚労省はサプリメント摂取が間接的に健康被害をもたらした可能性も考慮し、小林製薬には腎疾患以外の疾患ケースなど詳細情報を求めていた。
そのため、武見敬三厚労大臣は、6月28日の会見で「これ以上小林製薬だけに任せておくことはできない」と述べ、7月2日に厚労省は新たな健康被害状況等(6月30日時点)を公表。
「小林製薬から報告があった健康被害の状況について、あらためて公表し、6月末時点で、医療機関を受診した人が2221人に、入院した人が492人と、大幅に増加しました。ただし、これらの人が実際にサプリメントを飲んだかどうかは確認中なので、関連性については、はっきりしていません」(同)
ただ、これまでの “対応遅れ” の経緯から、小林製薬の人事について、X上では批判も聞かれる。
《遅すぎる》
《被害隠してましたもんね…交代は必要》
《まあ、辞めてすむはなしでもないよね》
早急な実態解明が望まれる――。
( SmartFLASH )