「日テレほんとクズやね」「普通なら自主的に中止」『24時間テレビ』寄付金着服で書類送検 “最悪のタイミング” で再炎上

 

　番組存続が危ぶまれる事態へと発展してしまった。

 

　2023年11月に、鳥取市に本社を構える「日本海テレビ」（日本テレビ系列）の経営戦略局長・田村昌宏容疑者が、チャリティ番組『24時間テレビ』（日本テレビ系）の寄付金を含む計1118万円あまりを着服していたことが発覚し、世間を揺るがせた問題。

 

「田村容疑者は、預金や現金を管理する権限があったようで、2014年から2023年にかけ『24時間テレビ』の寄付金264万6020円、2014〜2021年には会社の売上金など計853万6555円を、それぞれ着服していたと同社が発表しました。

 

　動機について『2014年当時、親族のために金を用立てる必要があった』とするも、同社は『よく飲み歩き、スロットも好きだったといい、こうした金に使ったとみている』と公表していました」（事件担当記者）

 

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　この問題により、田村容疑者は同月27日付けで懲戒解雇処分となっていたが、問題発覚から約8カ月、刑事責任についても問われることになった。

 

「7月22日、鳥取警察署が田村容疑者を業務上横領の疑いで鳥取地検に書類送検したのです。田村容疑者は『間違いありません』と容疑を認めているそうです」（同）

 

　この報道に、同社の西嶌一泰社長は、

 

《元幹部社員による寄付金の着服は言語道断の行為で、到底、許すことはできません。弊社といたしましても、寄付をしてくださった皆様をはじめご関係の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを改めて深くお詫び申し上げます。》

 

　と謝罪。

 

《皆様の貴重な善意をお預かりする立場であることを強く認識し、今後も再発防止とコンプライアンス強化に全力で取り組んでまいります。》

 

　と公式ホームページ上でコメントした。

 

「わずか1カ月前に、47回めとなる『24時間テレビ』の放送決定が発表されました。

 

　同局の水卜麻美アナウンサーは、6月20日に放送された『ZIP！』では『みなさまからの信頼を裏切ってしまう行為です。あらためて心よりお詫びいたします』と述べ、『DayDay.』にも続けて出演し『1年で信頼回復できるというものではないと思いますから、これからも努力を続けて参りたいと思います』と、何度も頭を下げていましたが、いまだに理解は得られていません。

 

　この問題を受け、今年2月に再発防止策としてキャッシュレス募金導入のほか、会場には警備員もしくは監視カメラを設置し、寄付金の取り扱いについては専門業者に委託するなど、新たなルールが設けられたようですが、世間の信頼を取り戻すには、まだまだ時間がかかるでしょう」（同）

 

　書類送検によって再び脚光を浴びた着服横領問題に、Xでは非難轟々となった。

 

《寄付金ちょろまかしといて、さすがにチャリティーを謳う番組やるのはもう恥ずかしいんじゃない？》

 

《チャリティーやる資格を疑われるなあ。普通なら今年は自主的に開催中止すると思う》

 

《もういい加減やめたら？》

 

《日テレほんとクズやね》

 

「やす子さんのチャリティーマラソン企画が発表されるなど、次々と今年の『24時間テレビ』の番組の中身が明らかになる、まさに最悪のタイミングでの書類送検でしたね。

 

　さすがに刑事事件の進捗をコントロールすることなど、日テレにはできませんから、仕方がない。再び同事件に注目が集まり、非難が殺到している状況ですが、番組の内容を充実させて “中身で見返す” しかないでしょう」（同）

 

　本番当日はどうなることやら……。

( SmartFLASH )