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聞いてあきれる「異次元の少子化」遺族厚生年金「5年限定」見直し案に「老後終わった」「子ども産まない人増える」猛批判
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.26 18:33 最終更新日:2024.07.26 18:33
厚生労働省が、18歳未満の子どもがいない世帯の遺族厚生年金給付について、見直す方向で調整に入ったと、各社が報じている。20代から50代で、子どもがいない場合、受給者が妻でも夫でも、給付は一律で5年間のみにするという。
現行制度では、子どもがいない夫婦の場合、妻は夫が亡くなった時点で30歳未満だと給付は5年間のみだが、30歳以上なら、結婚や養子縁組したときを除いて、生涯にわたって給付を受けることができる。これが見直し案では、妻が20代から50代の場合は、5年間の有期給付となる。
妻を亡くした夫の場合、現行では55歳までは受給権がなく、60歳からの支給となっている。これも、20代から50代は5年間の有期給付となる見込みだ。
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この見直しは子どもがいない世帯のみで、子どもがいる世帯と、60代以上の世帯は現行制度のままとなる。
加えて、夫を亡くし子どものいない(末子の年齢が18歳に達した年度の3月31日を経過している場合も含む)40~64歳の妻に上乗せされる「中高齢寡婦加算」も、段階的に廃止する方向だという。
「遺族厚生年金は、子どもの有無や男女で受給要件が分かれていますが、子どもがいる場合、基本的に男女差はありません。子どもがいない場合、受給条件の男女差が大きく、この是正が今回の見直しの目的のひとつとされています。見直しの背景には、共働き世帯の増加や、男女の賃金格差の縮小があります。
とはいうものの、現在、受給している人は見直しの対象外で、生涯給付は維持されるとのこと。現役世代からすれば、不公平感があるのは当然かと思います」(週刊誌記者)
このニュースに、Xでは、
《内助の功なんて言いながら無償の家事労働、介護を押しつけられてきた世代に、子供が居ないだけで罰を与えるつもりなんだろうか?》
《私の老後オワッタ。50歳位まではなんとか貧困でも食い繋いでいけるかもしれないけど、それ以降は正直自信ない。唯一の頼りだったのに》
《改正されたら、専業主婦は、現役バリバリの旦那に先立たれたら終わり。ということになります。男女差無くすって言えば聞こえはいいが、支払額減らしたいだけ》
《子なしって言ってるけど、子ありでも子どもが18歳以上になってたら「子なし」って判定されて5年の支給になるんでしょ? それは遺族厚生年金の意味ないじゃん。現役のときに子育てしながらフルタイムで働ける人なんて極数パーセントなのに。本当、結婚出産子育てしたら人生詰む時代になってきたね...》
など、怨嗟の声が巻き起こっている。さらには
《誰もが働きつつ子育てできるわけじゃないし 子ども産まないで仕事に専念しようってひと増えるとおもう 少子化加速しそう》
《女性は皆んな生涯正社員で働いて絶対結婚なんかしない、子どもも産まない、という流れにしかならない遺族年金法の改悪》
《結婚出産でキャリアを手放す可能性がある女性は遺族年金も改悪されたらバリバリ働いて一人で自由に生きていく!!が最適解になるよね 国がやってる事ってそう言う事だよ??なにが異次元の少子化対策だよ...聞いて呆れる》
《俺が死んだ後、子供が成人したら5年しかかみさんに遺族年金出さんって事か? こりゃ出産を考える人間が減るわな。完全に日本人の人口を減らしにかかってる。いつもの『まさに』異次元の少子化対策ってヤツか?》
と、少子化がさらに進むのではと懸念する意見も少なくない。
この見直し案は、7月30日の厚労省・年金部会で提示され、2025年の通常国会への関連法案提出を目指すというが、逆風は必至ーー。
( SmartFLASH )