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「東京五輪よりひどい」パリ五輪開会式 “失態” 連発でSNS失笑…「韓国を北朝鮮呼ばわり」「五輪旗が逆」のお粗末ぶり
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.28 15:00 最終更新日:2024.07.28 15:02
7月27日(現地時間26日)、パリ五輪の開会式がおこなわれた。土砂降りの雨のなか、パリ・セーヌ川周辺を舞台に華麗な演出が次々と繰り出されたが、まさかのミスが連発され、SNS上で物議を醸している。
「開会式では、セーヌ川を使って各国選手団がパレードをおこなったほか、世界的歌手のレディー・ガガやセリーヌ・ディオンらがパフォーマンスを披露。
また、フランス革命により斬首された、マリー・アントワネットとみられる衣装をまとった女性が、生首を手にしながら歌唱したり、血を連想させる赤い煙やテープが舞ったりと、過激な演出が話題を集めました」(全国紙記者)
だが、風刺の効いた構成が注目を浴びるいっぽうで、いくつかの “失態” も起きていた。
「選手入場の際、48番めに韓国が登場すると、フランス語で『Republique populaire democratique de core』、英語で『Democratic People’s Republic of Korea』、韓国ではなく北朝鮮として紹介されました。逆に、北朝鮮が登場した際は、国名は正しいものが表示されていました」(同)
これには韓国メディアも黙っておらず、『朝鮮日報』は「到底、容認できないミス」「なぜ公の場で謝罪をしないのか」と怒り心頭。韓国政府も、パリ五輪組織委員会に対して遺憾の意を表明し、謝罪を求めた。
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、韓国大統領と電話で協議し「弁解の余地のないことが発生した。深くお詫び申し上げる」と陳謝したという。
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さらに、選手入場後、トロカデロ広場でおこなわれた式典で掲揚された五輪旗が、なんと上下逆の状態でかかげられたのだ。本来であれば、旗に印刷された五色の輪のうち、青・黒・赤色の輪が上にくるのが正しいが、実際は黄、緑色の輪が上になっていた。
英紙「インディペンデント」は、「セーヌ川での壮大な式典の後、五輪旗が逆さまに掲揚されるという恥ずかしい瞬間を迎えた」と批判している。
Xでは、開会式を目にした人々から、失笑の声が続々と寄せられている。
《開会式は雨の中ただダラダラつまんねぇし、国名間違えるとかあってはならないこと。》
《フランス開会式で首切りとか野蛮だし韓国を北朝鮮呼びするし旗逆だし》
《いや〜こんな酷い..オリンピック開会式は初めて 選手殆ど会場に残ってない 当たり前だよね、、》
《パリ五輪の開会式、はっきり言って東京より酷かったと思うんだけど…。》
「今回の開会式を、2021年におこなわれた東京五輪の開会式と比較する声も多くあります。東京五輪の場合、コロナ禍で開催が延期されたうえ、演出担当者の辞任が相次ぐという波乱の展開でした。
楽曲担当者・小山田圭吾氏も、過去の “いじめ” 問題発覚で辞任。開会式前日にはショーディレクター・小林賢太郎氏も、過去のユダヤ人虐殺をネタにしたコントにより解任処分に至りました。
なんとか実施した開会式では、『ドラゴンクエスト』などゲームのBGMで選手が入場するほか、ピクトグラムを身体で表現するパフォーマンスが披露されるなどの演出がありましたが、当時『ショボすぎる』というコメントも多数あがりました。
今回の開会式は、演出は華麗なものの、過激すぎて好みは分かれるでしょうし、あちこちでミスが目立つ印象です。SNS上では、どちらの開会式がマシだったか、といった論争が続いています」(同)
27日に開幕したパリオリンピックは、8月11日まで開催される。「終わりよければすべてよし」というが、無事に閉会式を迎えられるのか……。
( SmartFLASH )