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「新たな種目か」パリ五輪で相次ぐ盗難事件、“サッカーの神様”も8000万円の被害に「東京がいかに安全だったか」広がる波紋

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.31 20:30 最終更新日:2024.07.31 20:34

「新たな種目か」パリ五輪で相次ぐ盗難事件、“サッカーの神様”も8000万円の被害に「東京がいかに安全だったか」広がる波紋

いかついマシンガンを持ち、警備に当たるパリ警察

 

「環境にやさしい五輪」というスローガンを掲げるパリ五輪。パリ郊外に建設された選手村にはエアコンがないが、地下のパイプに水を通した床冷房を採用。フランス・オリンピック委員会(COF)は「室温を6度ほど下げる効果がある」と自信満々だった。

 

 しかし、パリでも日ごとに気温が上がっており、冷房の役割を果たしているとは言い難い。何しろフランスでは2023年、猛暑で5000人以上が死亡しているのだ。暑さを警戒する日本や米国など一部の選手団は、自費でエアコンを導入しているほど。移動バスにもエアコンがなく「練習や試合に向かう道中で、コンディションを崩してしまう」といった選手からのクレームが多発しているという。

 

 

 そうしたなか、選手村では新たな問題が勃発している。あろうことか、選手が被害者となる盗難事件だ。まだ五輪が始まったばかりなのに、すでに5件が報告されており、そのなかには、日本のラグビー7人制代表選手も含まれているという。結婚指輪、ネックレス、金銭などが盗難の被害に遭い、総額は3000ユーロ(約50万円)と推定されている。

 

 選手村を離れても盗難事件は続く。被害者は、元サッカー日本代表監督のジーコ氏だ。仏メディア『パリジャン』は、ブラジル代表団から招待されたジーコ氏が、ロレックスの腕時計やダイヤモンドが入ったブリーフケースを奪われ、被害額は50万ユーロ(約8200万円)に上ると報じた。

 

 五輪開催地で相次ぐ事件のニュースは、Xでも波紋を広げている。

 

《パリ五輪やっば、五輪選手村で盗難ってほんと治安終わってんな》

 

《パリ五輪選手村で日本選手が結婚指輪など盗まれるJOCが注意喚起、東京パラオリ大会がいかに安全・安心だったか》

 

《あぁもうお国柄と言うかなんというか、テロを防ぐ警戒はしてても普段の手癖の悪さは放置されてんじゃないのかなあ。選手村でこれじゃあね》

 

《パリ五輪。アルゼンチン代表選手の盗難被害、ジーコの強盗被害。パリ五輪は窃盗という新たな種目が追加されたんか?》

 

 大会前、フランス五輪委員会は「その日(開会式)を迎えるのは楽しみ」と声明を出していた。しかし、現実にはさまざまな問題が続発している。パリ五輪の警備はいったいどうなっているのだろうか。

( SmartFLASH )

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