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「特攻服がどんなに大事か」女子高生を暴行し土下座強要…17歳レディースメンバーら逮捕「けじめを取ったつもり」関係者明かす
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.08.01 16:15 最終更新日:2024.08.01 16:15
埼玉県警は7月30日、女子高生(15)に暴行してけがを負わせたとして、さいたま市に住む上石侑奈容疑者(20)と、無職の少女(17)を傷害と強要容疑で逮捕した。上石容疑者は会社員で、少女は、さいたま市を拠点に活動する女性暴走族(レディース)グループのメンバー。
2人は、今年6月、女子高生が知人の10代男性から預かっていた特攻服をなくしてしまったことに腹を立て、同市内の路上で「特攻服がどんなに大事かわかってんのか」などと言って、殴る蹴るの暴行を加え、土下座をさせた疑いが持たれている。特攻服はまだ見つかっていないという。
少女が所属するレディースは、昨年復活した「A」というグループだった。彼女らを知る関係者は次のように話す。
「『A』は10代のメンバーが中心です。もともとは彼女らの母親世代が所属し、22年ぶりに再結成しました。埼玉の大宮には男性のグループはありましたが、女性のグループはなかった。
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地元を盛り上げたい、そしてヤンキー文化を復活させたいという強い思いがあったようです。彼女らは暴走族といっても、暴走行為をしているわけではなく、集会を開いたり、イベントに参加したりしています」
特攻服をなくしたという理由で暴力を加えるというのはどういうことなのか?
「もちろん、彼女らがやったことは犯罪です。ただ、暴走族にとって特攻服は彼らの誇りそのもので、代々受け継がれていく。細かい刺繍も施されており、作ると10万〜20万円はします。それだけに、それを紛失した者を怒るという気持ちはわかる。
暴力は許されませんが、レディースとしてけじめを取ったつもりなのでしょう。その意味では筋を通しているかもしれません」(同)
関係者によると、現在レディースが残っているのは神奈川、千葉、埼玉など、首都圏の一部に過ぎないという。今後、消滅へ向かうのか、あるいは細々と命脈を保つのか……。
( SmartFLASH )