8月12日、1枚のポスターをXにポストしたのは、欧州を中心に放送されるスポーツ専門放送局「Eurosport」。エッフェル塔をバックに、各国のさまざまな競技の選手がコラージュされ「The Greatest Show on Earth Paris 2024, we will never forget you」(※編集部訳:地球上でもっとも偉大なショー パリ2024、私たちは決してあなたを忘れない)と記されている。
しかし、よく見ると、金メダル獲得数でトップ3に入った中国と日本の選手の姿が、そこにはない。
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「ヨーロッパの選手を集めたポスターなのかと思ったら、アメリカやアフリカの選手は入っています。しかし、アジア系の選手が極端に少なく、南アジアからはパキスタンのやり投げ選手、中央アジアからは“無課金おじさん”と話題になったトルコの射撃選手、東アジアからは韓国の射撃選手のわずか3人。金メダル獲得数1位タイの中国、そして同じく3位の日本の選手が掲載されていないので、ポスターを見た多くの日本人が疑問に思ったようです。『Eurosport』は、おもにヨーロッパで放送され、アジアはネットしていません。ただ、韓国やトルコでは一部のコンテンツが視聴可能なようで、要するに“見られる国”の選手を掲載したと思われます。とはいえ、違和感を覚えた人は多かったようです」(スポーツ紙記者)
Xではあっという間に拡散され、さまざまな指摘がなされている。
《見事なまでにアジア人が透明化されてるな》
《メダル獲得数1位3位の中国日本が1人もいないのおかしいて…中国なんて卓球全制覇してるぞ》
《Eurosportsの広告でしょ。日本では見れません。日本人の興味に合わせる必要がないっていうこと》
そして、こんなツッコミも……。
《しれっとトム・クルーズいるやん》
《選手じゃないトムクルーズはいる(笑)》
《アスリートですらないスヌープドッグとかトムクルーズとか入ってるの草》
また、中国人や日本人の不在について「うんざりだ」というアメリカ人のポストも見られる。
商品は、当該マーケットでの支持の最大化を目指して作られるものだが、もう少し多様性への目配りがあってもよかったのではないか。
( SmartFLASH )