8月15日、香川県警は、国民民主党の玉木雄一郎代表の元公設秘書である出水薫容疑者を窃盗容疑で逮捕した。
出水容疑者は、8月4日未明、高松市内の路上で寝ていた男性のバッグを盗んだ疑いだ。このバッグには18万5000円の現金などが入っていたといい、出水容疑者は「バッグを取ったことは間違いない」と容疑を認めている。
玉木氏は8月16日に自身のXを更新し、
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《私の事務所の地元秘書を務めていた出水薫氏が、4日未明、高松市内で寝込んでいた男性からバッグを窃取した容疑で逮捕されました》
と、出水容疑者の事件を報告。そのうえで、
《元秘書がこのような事件を起こしたことに関し多大なるご迷惑、ご心配をおかけし、心からお詫び申し上げます》
と謝罪したのだった。
玉木氏は、ポストのなかでたびたび「元秘書」という言葉を用い、出水容疑者が退職していることを強調しているが、それがいつの時期だったかは明らかにされていない。
そのためか、玉木氏のポストには、このような疑問の声が寄せられている。
《今回の件を受けてから秘書を解任したのでしょうか? それともそれ以前すでに辞職していたということでしょうか?》
《元秘書っていつまで秘書をされていたのかによりますが、元ならそこまで責任を感じる必要は無いかと。事件発覚後に首切りしたなら謝罪も分かりますが…》
香川2区選出で、在職15年を迎える衆議院議員の玉木氏だが、今回、逮捕された出水容疑者との関係について、地元政界関係者はこう話す。
「出水容疑者は、10年近く玉木氏の事務所で働いていました。手伝いのようなところから始まり、のちに玉木氏は私設秘書として雇用。その後、2021年4月から2023年10月までは公設第一秘書を務めていました。
このとき、遅刻や欠勤が目立ち、一時、出水容疑者は事務所を退職していた時期もあります。
しかし、逮捕時は再び事務所の手伝いのようなことをしていました。この7月から再雇用したばかりだった、と聞いています」
玉木氏といえば、本誌は2024年7月、実弟で実業家の玉木秀樹氏が、3000万円もの金銭を返済せずに“詐欺まがい”のトラブルに発展していることを報じている。
さらに、秀樹氏は本誌の直撃取材に対し、永田町で財務省の公用車が起こしたひき逃げ死亡事件を引き合いに出し「あなたも身辺に気をつけたほうがいい」と、殺人をほのめかすような脅迫をおこなった。
その際、兄の玉木氏は「秀樹氏とはこの数年、連絡を取っておりません。事実かどうかも含め、まったく承知しておりません」と本誌に回答した。
しかし、玉木事務所から回答が送られてくるのと同時刻に、秀樹氏の知人で「フィクサー」を名乗る人物が、本誌が事務所に送った質問内容をすべて把握した状態で、本誌記者に接触を試みてくるという“不可解な動き”があったのだ。
今回の秘書逮捕や、実弟のトラブルといった周辺人物の“醜聞”について、玉木氏本人に非はないだろう。それであるからこそ、自身との関係については、政治家として正直に答えるべきではないか。
( SmartFLASH )