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ジャイアントパンダの赤ちゃん「シャンシャン」180日成長日記
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2017.12.21 06:00 最終更新日:2017.12.25 14:40
待望のジャイアントパンダ・シャンシャンの一般公開が12月19日から始まった。赤ちゃんが公開されるのは、じつに29年ぶりだ。
2017年6月12日に生まれたシャンシャン。一般公開初日には、シャンシャンの体調を考慮して抽選により選ばれた468組が観覧した。公開にあたって上野動物園は、特設サイトにてシャンシャ ンのライブ映像を配信し、万全の体制をとっている。
そこで、上野動物園からシャンシャンの写真と映像を入手し、誕生からいままでの成長記録を一挙公開する。なお、コメントはUENO-PANDA.JPに掲載されたものだ。
●2017年6月14日
「6月12日22時頃には、子が母乳を吸うようすを初めて確認することができました。以降も継続的に観察されています。
シンシンは子を舐めたり、乳を与えたりして世話をするほか、子が鳴いたときには抱き直して体勢を整えたり、舐めたりする行動も見られます。またその間、横になって休んだり、睡眠をとったりすることもあります。
●2017年6月22日 生後10日め
「3回目の身体検査を実施。耳と目の周りが黒色になり、肩の部分が灰色がかって、パンダらしい模様が現れてきました。また、中国から招いている専門家と性別を確認し、『メス』と判定しました」
●2017年7月12日 生後30日め
「5回目の身体検査を実施。体重が1kgを超え、体の白と黒の色もはっきりしてきました」
●2017年7月22日 生後70日め
「9回目の身体検査を実施。前脚に力がしっかり入り、上体を起こすことが容易になってきました。前脚でふんばって前進したり、体の向きを変えたりと、動きが徐々に増えてきました」
●2017年9月20日 生後100日め
「12回目の身体検査を実施。後脚の力も強くなり、体を支えて数歩前進することができるようになりました」
●2017年11月9日 生後150日め
「17回目の身体検査を実施。室内展示場内をよく歩くようになり、初めて室内展示場に設置されている丸太の上までよじ登るようすも観察されました」
●2017年12月19日 生後180日め
「シャンシャンは1~3時間起きては3~4時間眠るという日々です。起きているときは室内を歩き回ったり、木やドアの格子に登ったり。眠るときは室内の片隅で横になってじっと休んでいます。
屋外運動場で合計1時間半ほど過ごすこともあり、屋外運動場に初めて出た11月中旬にくらべると、周囲の環境を不安がることなく過ごしているようです」
ちなみに担当者によれば、「公開を迎えて、シャンシャンに関する問い合わせが、メディアのみならず一般の方からもひっきりなしに寄せられています」とのことだった。
なお、2018年1月末までは抽選による観覧方式を取る予定だ。シャンシャンの成長を間近で見られる日が待ち遠しい。
写真全点:(公財)東京動物園協会提供