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「よう今の状況で」「記者会見で十分だろ」兵庫・斎藤知事、テレビ生出演ハシゴに大ブーイング「今いろいろ考えている」コメントはXと変わらず
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.21 19:10 最終更新日:2024.09.21 19:10
パワハラなどの疑惑を告発された兵庫県の斎藤元彦知事に対し、9月19日、県議会の全ての会派と無所属議員合わせて86人が、不信任決議案を全会一致で可決した。知事は9月29日までに辞職か議会の解散を選択しなければいけないが、この日は明言を避けた。
20日、斎藤知事はおよそ3週間ぶりにXを更新し、《県政が今の状況になっていること、 県民の皆様にご心配やご不安を抱かせてしまっていること、 まずは、心からお詫びします。大きな、重い判断になります。 しっかりと考え、決めます》と綴った。
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県によると、週末は公務の予定が入っていないという。この機に乗じてか、斎藤知事は“県庁外”で積極的に動いた。なんと、9月20日夜にはNHKの報道番組に、翌21日朝には日本テレビ系『ウェークアップ!』に生出演したのだ。
番組の冒頭では、「自分の思いを伝えきれていないから」と出演の理由を語った。そして、辞職か県議会の解散かについて聞かれると、「今いろいろ考えている状況です」とXと変わらない返答をした。また、県民への心配や不安には頭を下げたものの、これまで通り、パワハラの犠牲となった県職員への謝罪は一切なかった。
こうした発言には、X上でも怒りのコメントが並んだ。
《斎藤知事の反省すべき点、謝罪すべき点や謝罪すべき相手 このあたりをどう考えてんだろ? 誤ったのなら、それを認め、反省し、また謝罪をしないとその先はないんだよね。。》
《斎藤知事へ。亡くなられた方と遺族へ謝罪しない人がパワハラで傷ついた方に直接お詫びするでしょうか。反省していない人がTV出演で実績を宣伝したり、言い訳を述べても虚しいだけです。一刻も早く辞職を選択して兵庫県政を正常に戻してください。そうすれば刑務所で道義的責任を学ぶことからは・・》
《斎藤知事は自分の部下が二人も亡くなっているのに謝罪すらせず知事として責任を感じているのでしょうか 先ずは亡くなられた二人と御遺族に謝罪するべきで》
なかにはテレビ出演自体がおかしいとの意見も。
《なぜ今テレビ出演? メディアの責任は大きい!》
《斎藤知事。よう今の状況でテレビに生出演とかできるなあ。結局それも金。辞めずにとどまるのも金。 結局自分のいいように言い訳語るだけ。 一人の命なくなってるのは事実なのに本人や御家族に謝罪もないし、反省してるようにも見えない。 ホント利権の怖さですねコレは》
《亡くなられた元局長は言いたい事を一言も言えないのに、斎藤知事だけを出演させてその言い分だけを垂れ流すな。アンフェアだ。記者会見で十分だろ》
一連の問題で、兵庫県庁には批判電話が5000件以上になっているという。そのため、県職員のなかには精神的にかなり追い込まれている者も多数いるという。斎藤知事は、まずはすぐそばの県職員へ謝ることから始めてはどうだろう。
( SmartFLASH )