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「派閥解体の最大功労者」「麻生さんにトドメ」石破新総裁誕生の裏で岸田首相の株が爆上がり

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.28 17:50 最終更新日:2024.09.28 17:52

「派閥解体の最大功労者」「麻生さんにトドメ」石破新総裁誕生の裏で岸田首相の株が爆上がり

総裁選で麻生派を抑え込んだと評価される岸田文雄首相

 

 9月27日の自民党総裁選で石破茂新総裁が誕生後、なぜか岸田文雄首相の評価が上がっているという。

 

「裏金問題を受け、岸田首相は派閥解消をぶち上げ、計5派閥が解散およびそれを表明。一方、麻生太郎副総裁だけは『政治は数』として麻生派を解散しませんでした。そして、総裁選では『高市早苗に票を入れろ』と号令を出したとされます。しかし結果は、麻生派の多くが石破氏に投票して高市氏は敗れました。

 

 一方、かつての岸田派は、『石破氏を応援する』と言っただけで強制などはありませんでした。しかし結果は、ほぼ全員が石破氏に投票。今回、派閥に縛られた選挙がいかに機能しなかったかがわかり、岸田氏の株が上がっています。

 

 また、候補者がこぞって岸田政権の3年間を褒め称え、感謝したことも、国民が岸田氏に対する認識を変えたのだと思います。逆に、麻生氏のメンツは丸つぶれ。SNSには麻生氏に対して『このまま引退しろ』という声さえあります」(政治担当記者)

 

 

 さらにこのことが、「キングメーカー」「重鎮」の失墜につながった。麻生氏は投票後、「抜け殻」のような表情を浮かべていた。それまで、大きく足を組む様子が印象的だったが、総裁選後にはきちんと足を揃えておろしていた様子が、現在SNSで大きく話題になっている。

 

 この「キングメーカー」の失墜について、自民党中堅議員も驚きを隠せない。

 

「これまでは麻生さんの天下だった。その麻生さんが推した候補者が負けるなんて考えられなかったことです。時代が変わったんだと痛感しました」

 

 Xを見ると、岸田氏の株が爆上がりしている様が見て取れる。

 

《自分の道連れとして、麻生太郎と刺し違えて表舞台から退場していった岸田さん。見事な散り際でした》

 

《麻生&旧安倍派を抑え込んだのは十分評価できる》

 

《派閥解体の最大功労者として最後にポジティブイメージを残す。良かったっすね》

 

《岸田さん、ほとんどの派閥を解体し、最後まで派閥を残した麻生さんに総裁選でトドメを刺すという、結果的に誰も成し得ない偉業を達成》

 

 さる政務三役経験者は、「総裁選でもっとも利を上げたのは間違いなく岸田さん。今後は麻生さん、菅さん、森喜朗さんは影響力を失うでしょう。岸田さんは“新キングメーカー”になるのではないでしょうか」と言う。

 

 総裁選後、勝利の笑みを浮かべていた石破新総裁。しかしその裏でもっとニンマリしていたのは、岸田氏かもしれない――。

( SmartFLASH )

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