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「泣く準備OKって感じ」頂き女子りりちゃんが判決直前に明かした心中…控訴審判決で懲役8年6月、最後に漏らした“不安”とは

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.30 16:26 最終更新日:2024.09.30 16:26

「泣く準備OKって感じ」頂き女子りりちゃんが判決直前に明かした心中…控訴審判決で懲役8年6月、最後に漏らした“不安”とは

懲役9年の実刑が下された「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告(写真・本人YouTubeより)

 

「あと数日で判決なんです。今の心境ですか? 泣く準備OKって感じですね。最近ずっと病んでいて、毎日『死にたい』って思っていました。拘置所で入浴日は決まっていて、昨日はお風呂の日だったのに(病んでいて)入れなかったです」

 

 声のトーンを落としながら、本誌にこう語るのは“頂き女子りりちゃん”こと渡邊真衣被告だ。

 

「渡邊被告は、“頂き女子りりちゃん”と自称し、複数の男性に恋愛感情を抱かせ、1億5000万円以上の金を騙し取りました。中高年男性を“おぢ”と呼び、“おぢ”からいかにして騙し取るかその手法をマニュアル化して販売もおこないました。

 

 結局、一連の活動について2023年8月に詐欺罪と、詐欺ほう助に問われ起訴されました。2024年4月22日、名古屋地方裁判所で『懲役9年・罰金800万円』の実刑判決がくだされています。その後、渡邊被告は控訴し、9月30日に控訴審の判決を迎えました。懲役8年6月・罰金800万の実刑判決となり、半年間の減刑が認められました」(同前)

 

 

 本誌は判決の5日前、渡邊被告の心境を聞くべく、面会に行った。

 

 猛暑が和らぎ、心地よい風が吹く秋らしい季節に近づいた日、白地に大きめな犬のイラストが描かれたTシャツで現れた渡邊被告。

 

「こんにちは!」

 

 面会室に入るなり、笑顔で明るい表情を見せる渡邊被告。現在の生活について聞くと、

 

「昨日、クーラーが止まって汗だくになりながらご飯食べているけど、いつも寒くて体調壊していたので嬉しいです。あとは夜、“鈴虫が鳴く音”が聞こえるようになりました! 私の部屋は窓から外が見えないんです。だから、季節がどう変わったのか良く分からなくて。でも、虫の音を聞いたら、『秋だな』なんて感じられて嬉しかったです!」

 

 逮捕されてから、1年を超える留置所と拘置所生活。渡邊被告が上告をしなければ、これから8年6カ月服役することが確定する。

 

「上告するかどうか全然わからないです。弁護士さんがどうするのか話したいんですけど、最近会えていないんです。

 

 もし、服役することになったら、刑務所の希望は一応出せます。望み通りにいかないかもしれないのと、初犯だから服役する刑務所は限られているんですけど、実家が近いし記者の方々も来やすそうだから、栃木がいいなあって思っていました。

 

 でも、刑務所によって面会や手紙の規則が違うんですけど、どうやら栃木は親族しか面会できないらしくて、それはイヤだな……。

 

 あとは風の噂で、“島根”に盲導犬育成プログラムのある刑務所があることを知ったので、そこもいいなと思っています。犬触りたいです。

 

 拘置所はひとり部屋でしたが、刑務所は大人数の部屋だと思います。たくさん人がいると『こわい!』って思うから不安いっぱいです」

 

 と今後の生活への不安を口にした。

 

 一方、彼女は現在、新たな“ビジネス”をはじめている。拘置所内で書いた手記を9月23日から「note」で有料販売しているのだ。利益額は渡邊被告の口座に入れられ、被害者への弁償に当てられるという。

 

「手記の反響が多いみたいで、寄せられたコメントを支援者の方が速達で送ってくれたんです。ちょうど昨日届いて、好意的な意見がたくさんきて本当に嬉しかった。『死にたい』って思っていたけど、応援してくれる人がたくさんいるからやっぱり生きたい!あとは被害弁償が進むといいけど……」

 

 そういうと、彼女は

 

「私が刑務所から出てくる時に待ってくれている人はいるのかな…」

 

 とポツリと漏らした。長い長い服役生活がこれから始まるのか——。

( SmartFLASH )

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