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石破首相、裏金議員の非公認で “負け犬の遠吠え” 続々…「ひとりだけ裏切りやがって」槍玉にあげられる旧安倍派サラブレット

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.10.10 17:16 最終更新日:2024.10.10 17:16

石破首相、裏金議員の非公認で “負け犬の遠吠え” 続々…「ひとりだけ裏切りやがって」槍玉にあげられる旧安倍派サラブレット

総裁就任決定でみせた石破茂氏の “にんまり顔”(写真・長谷川 新)

 

 10月9日、衆議院が解散した。27日投開票に向け、2週間の熱い選挙戦が始まるーー。

 

 石破茂首相は、いわゆる裏金議員について「原則公認」「重複立候補あり」の方針だったが、世論の猛反発を受けて、6日、突如方針を転換。4月に処分を受けた議員について、萩生田光一元政調会長ら一部議員を非公認とし、また、裏金があった議員について比例名簿への記載をやめる方針を打ち出している。

 

「方針転換の背景には、選挙対策委員長になった小泉進次郎さんの進言があったと説明されており、小泉さんに新任祝いとして “花” を持たせた形です。

 

 当然、ほぼ狙い撃ちとなった旧安倍派の議員は猛反発していますが、離党して新党を結成できるわけもなく、“負け犬の遠吠え” にすぎません。そもそも裏金議員の公認については、世論の反発も大きく、当たり前の措置といえるでしょう」(政治部記者)

 

 

 もっとも、いまもっぱら旧安倍派議員らの “恨み” の対象になっているのは、福田達夫幹事長代行という。

 

 福田幹事長代行は、祖父が福田赳夫元首相、実父が福田康夫元首相という当選4回めのサラブレッド。岸田文雄前首相が党総裁に当選した2021年10月の総裁選後は、当時、当選3回めで異例の総務会長に抜擢されている。

 

 先の総裁選では、世代交代を掲げて立候補したコバホークこと小林鷹之元経済安保担当相を擁立した立役者でもあり、旧安倍派が存在していれば、間違いなく派閥の後継候補の1人だった。だがーー。

 

「あの人は石破さんに投票しましたからね。決選投票で石破さんに投票した旧安倍派の議員は、実名がわかっているだけで10人。ただ、旧安倍派の議員で石破さんに投票した人のほとんどは、『推薦人になっていた候補者が石破さんを選んだから』という理由です。

 

 しかし、福田さんの場合、彼が推薦した小林さんは高市(早苗・前経済安保相)さんに投票している。つまり “裏切りの投票” をしたわけです」

 

 こう憤るのは、当選同期の旧安倍派の議員だ。

 

「そもそも論から言えば、小林氏を擁立したことが、結果的に旧安倍派をバラバラにする行為となりました。高市さん支持派と一本化するかどうか、という協議にも応じる様子を見せませんでしたから。

 

 総裁選の決選投票では、小林さんや陣営の誰に諮ることもなく、石破さんを選んでいます。旧安倍派内では、福田さんは “菅さんの手駒になった” ともっぱらです」

 

 福田氏が務めることになった「幹事長代行」とは、安倍元首相が党総裁に復帰した2012年に菅義偉元首相がついた党の要職である。

 

「総裁以外では幹事長、党四役に続く序列なので、“出世” ですね。まさに論功行賞の結果でしょう。一方、高市さんも小林さんも、総務会長、広報委員長をそれぞれ辞退しています。『1人だけ裏切りやがって』と、彼にやっかみが集中するのは仕方のないことです」(政治部記者)

 

 福田氏は本当に石破氏に “裏切り” の投票をしたのか。本誌が福田事務所に確認すると「投票先は非公表です」とのことだった。

 

 真相は闇の中だが、はたしてーー。

( SmartFLASH )

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