東名・夫婦死亡事故は他人事じゃない! 割り込み、追い抜き、嫌がらせ……ドラレコが見た “悪質煽り運転” を公開!
(1)狭い道路で無謀追い越し
雪が積もる悪い路面状況。ワゴン車が、追越し禁止区間で危険な追い越し
(2)対向車線から大型トラック
リアウインドウには大物アーティストのロゴ。前方からは大型トラックが!
(3)急ブレーキで撮影者を威嚇
さらに、突然の急ブレーキで進路妨害。完全に停止させられてしまった
いつどこでも遭遇しうる危険運転。自動車ジャーナリストの佐藤篤司氏の監修のもと、自衛のための10カ条を紹介しよう。
【1】法定速度内で流れに乗ろう
法定速度を超えて走行するのはNGだが、自分が低速で走り、後続車をイライラさせていないか、全体の流れを大きく乱していないかは認識しておこう。
【2】追い越しを終えたら走行車線へ
道交法では、追い越しを終えたら速やかに走行車線に戻らなければ違反となる。後方から迫って来た車の妨げになると、嫌がらせを受けることもありえる。
【3】不要な車線変更はしない
意味なく走行車線を左右へ頻繁に変更するのは、危険運転者の怒りを呼び起こしてしまう行為だ。不要な車線変更はできるかぎりおこなわずに運転しよう。
【4】信号待ちでのスマホはご法度!
信号で止まるたびにスマホをチェックする人は多いが、そういう人ほど青になったときの発進が遅れがち。後続車のイライラは増大してしまう。
【5】煽られたら、道を譲る
片側一車線のような狭い道で進路を塞がれると、煽り運転をする人の怒りは増大する。無理をせず、適当なところで先に行かせてしまうことが大切だ。
【6】煽られても急ブレーキは厳禁
煽りに対し、故意に急ブレーキを踏み、後方車に警告。こういう人もいるが、火に油を注ぐ行為。追突事故時、その行為が証明されれば違反行為になる。
【7】適正な車間距離は“2秒”
多くのドライバーが1秒程度の車間しかとっていない。これがトラブルを生む一因。自分が煽りと錯覚されないためにも、2秒の車間距離を確保しよう。
【8】威圧感ある車に近づかない
黒いセダンが危険というのは昔の話。現在では、高級セダンや大型輸入車はもちろん、ミニバンでも、どことなく威圧感を感じる車とは距離をとるべきだ。
【9】ドラレコつきをアピールする
ドライブレコーダーは、いざというときの証明に有用。「ドライブレコーダーで録画中」と警告するステッカーの種類も豊富にあり、車体に貼れば抑止力になる。
【10】最悪の場合はロック&110番!
無理やり停車させられたら、ドアをロックして車外には出ず、すぐに110番。仮に車に危害を加え、立ち去られても、ドラレコがあれば、すべて記録に残る。
画像提供・JAFメディアワークス
(週刊FLASH 2017年11月7日号)