10月28日夜、NHKニュースが公式Xで報じた小泉進次郎選対委員長辞任のニュースの見出しが “進次郎構文” に調整されているという指摘が続出し、その報道姿勢に疑問が噴出している。
28日、自民党本部で開かれた臨時役員会の後、報道陣の前に姿を見せた小泉進次郎氏は、選対委員長を辞任したことをこう述べた。
「今、私は石破総裁ともお会いして、選対委員長としてのこの結果の責任を受けて、えー、職を辞しますと、その辞表を提出をして、受理していただきました」
【関連記事:自民党、仰天の選挙戦略:石破首相が小泉&高市人気に乗っかる “新・遊説トリオ” 結成…敗色濃厚で必死の生き残り】
これを受けてNHKニュースの公式Xは、次のように投稿した。
《「職を辞すという辞表を提出した」 起用からわずか1か月 自民党の小泉選対委員長が衆院選敗北の責任をとりました》
政治担当記者が言う。
「“進次郎構文” とは、同じフレーズを繰り返すような小泉氏独特の言い回しのことを指します。代表的な例は、2019年9月、訪米中の国連の気候行動サミットでの『今のままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っています』です。
小泉氏の発言を見ればわかりますが、NHKニュースの見出しは、まさに意図的に “進次郎構文” に寄せてつけたのではないかと勘繰りたくなります」
実際、Xではこの見出しのつけ方に疑問の声があがっている。
《いや、そんな言い方はしてなかった(笑) 実際には「職を辞しますという、その辞表を提出して…」 勝手に構文化するな(笑)》
《「職を辞すという辞表を提出した」←わざわざ「」にして進次郎構文を強調するのは性格悪いぞNHKのXの中の人》
《数文字削って構文にしてる 「職を辞しますという、その辞表を提出」といっている。》
《NHKノリノリで作文しとる笑》
“進次郎構文” で、ほかによく知られたものとしては、『私の中で30年後を考えたときに、30年後の自分は何歳かなと(東日本大震災の)発災直後から考えていました』(2019年9月)、『約束は守るためにありますから、約束を守るために全力を尽くします』(2019年9月)、『リモートワークのおかげでリモートワークできた』(2021年5月)などがある。
正確な報道が求められているNHKには、報道の正確さが求められていることは間違いない。
( SmartFLASH )