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年間配当4800万円、時価総額20億円超! 自民党の“戦犯”森山幹事長「続投宣言」の裏に余裕の“株長者”生活

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.10.30 18:15 最終更新日:2024.10.30 18:32

年間配当4800万円、時価総額20億円超! 自民党の“戦犯”森山幹事長「続投宣言」の裏に余裕の“株長者”生活

衆院選後の自民党開票センターに神妙な面持ちで登場した森山裕幹事長(写真・JMPA)

 

 今回の衆院選挙で大敗北を喫した自民党。投票日翌日には小泉進次郎選挙対策委員長が「選対委員長として、結果の責任を受けて職を辞します」、と石破茂首相に辞表を提出した。

 

 しかし党内からは「まず責任を取るのは、選挙期間中、あろうことか非公認候補の政党支部に2000万円の政党助成金を入金した森山裕幹事長ではないのか」という声がくすぶり続けている。

 

 Xにも《苦しい選挙にした張本人が森山裕幹事長》《責任を一番若い者に押し付け自分は居座るなど恥を知れと言いたい》など、批判のポストばかりが目立つ。

 

 

「実質的に選挙実務のトップを担うのは、党ナンバー2の幹事長です。森山氏に関しては、選挙での大敗のみならず『2000万円入金』の大ポカもやったわけですから、辞任の声が出るのは当然です。しかし会見では『過半数の目標を達成することができなかったことは、たいへん申し訳なく思っております』と陳謝はしたものの、『たいへん難しい時期なので、国政が混乱することなく、補正予算や来年度予算の編成に向けて微力を尽くしていきたい』と、続投宣言をしました。党内基盤が弱い石破首相も、森山幹事長を交代させる気はさらさらありません」(政治担当記者)

 

 自民党の重鎮も「総裁選の最中から、石破氏は森山氏に幹事長就任の打診をしていたよ。少数派閥の領袖だが、国会対策委員長も長く務め、党内外に人脈がある森山氏以外に幹事長の選択肢はなかった」と証言していることから、交代はないものとみられる。

 

 党内外から非難轟々の森山氏。しかし、本人の懐事情はいたって潤沢のようだ。というのも、森山氏が“株長者”であるのは、永田町では有名な話だからだ。

 

「資産等報告書によると、森山氏はITコンサルティングなどを手がける『フューチャー』の株式をおよそ116万株、保有しています。個人大株主ですよ。同社の年間配当は42円なので、森山氏には年間およそ4800万円(税引き前)の配当があります。ちなみに、森山氏の持ち株の時価総額は、20億円超にも上ります」(前出・政治担当記者)

 

 なぜ森山氏は、同社の株を保有することになったのか。2023年7月7日配信の「マネーポストWEB」が、森山氏のインタビューを掲載している。それによると、同社の創業者である金丸恭文社長と森山氏は同郷。金丸氏の父親は、鹿児島市議会議員時代からの森山氏の後援者だったという。そうした縁で、金丸氏を応援する目的から、創業時(1989年・当時はフューチャーシステムコンサルティング)に210万円を出して42株を取得したという。

 

 その後、同社は右肩上がりに成長し、2002年には東証一部(当時)に上場。このときには「びっくりする値段がついた」(2022年7月22日・朝日新聞)と森山氏は語っている。その後、同社が何度かの株式分割したことで、森山氏の持ち株数も増え、現在の116万株の所有に至ったという。決して戦略的に投資をしてきたわけではないようだが、その結果が、現在の株長者の座へと森山氏を押し上げたのだ。

 

 個人としては“何の気なしの応援”で潤っている森山氏だが、非公認候補への2000万円もの“何の気なしの応援”は、自身に災いをもたらしている。皮肉な話だが、もう少し自らの責任について、意識的になってもよいのではないか。

( SmartFLASH )

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