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国民民主・玉木代表「不倫報道」で急浮上の榛葉幹事長“代表待望論”「趣味は玉木雄一郎」自任する男の国会での“評判”

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.11.13 20:05 最終更新日:2024.11.13 20:20

国民民主・玉木代表「不倫報道」で急浮上の榛葉幹事長“代表待望論”「趣味は玉木雄一郎」自任する男の国会での“評判”

不倫が報じられた日の夜に街頭演説をした、国民民主党の玉木雄一郎代表(左)と榛葉賀津也幹事長。榛葉氏の目には、野心か友情か、強い感情が宿っているように見える(写真・皆川拓哉)

 

 11月11日に本誌が報じた国民民主党玉木雄一郎代表の不倫問題は、一向に収まる気配を見せない。

 

「玉木代表はその日の午前中に会見を開き、『おおむね事実です』と報道を認め、謝罪しました。翌日も含め、会見では記者から『倫理観がないのに国のリーダーになれるのか』『報道がなければ関係を続けていたのか』『奥さんと離婚することはないのか』など、厳しい質問が出ました。

 

 その後は政策の話も出ましたが、玉木代表の表情に精彩はなく、声も弱々しいものでした。記者仲間は『何を聞いても(報道で出た)フードをかぶった玉木氏と、大きなキャリーバッグを引く39歳の元アイドルの写真が脳裏に浮かぶ』とぼやいていました」(野党担当記者)

 

 

 党内からの反発も強い。伊藤孝恵参院議員は11日、自身のXに《最低だ。国会が“対決より解決”の政策議論を取り戻せるかもしれない千載一遇のチャンスに何やってくれてんだよ》と、怒りの声をポスト。さらに、《どうか皆さま「不道徳であっても政治家としてしっかり働いてくれればいい」とか「玉木も人間だったのね」等のコメントで玉木雄一郎を甘やかさないで下さい》と続け、自身が仕える党首に対して、痛烈な批判を浴びせている。

 

「とはいえ、国民民主党は玉木代表の“顔”で党勢を拡大してきた、個人商店のような党です。そのため、『玉木コケたらみなコケた』になりかねない側面があります。ある意味、『党存亡の危機』なのです。

 

 その状況で存在感を出しているのが『趣味は玉木雄一郎』を公言する、榛葉(しんば)賀津也幹事長です。不倫問題が報じられるとわかったころから、榛葉幹事長が『対策本部長』のようになり、善後策を練ったと聞いています」(前出・野党担当記者)

 

 謝罪会見後、榛葉幹事長は記者に「玉木代表を支えていくのか」と問われ、間髪いれず「当然だ。この党の代表は玉木氏。政策実現に全力を傾けてほしい」と述べた。総理大臣指名選挙も「玉木雄一郎と書く」と断言している。

 

「報道があった11日、特別国会終了後の午後7時、玉木氏はJR有楽町前で、平場に立ちながら謝罪の街頭演説をおこないました。そのときも、ずっと横には頭を下げ続ける榛葉氏がいて、憔悴した玉木氏の背中に何度も手を添えていた姿は印象的でした」(社会部記者)

 

 こうしたことから、Xで「榛葉株」は上がっているようで《後に榛葉さんが控えてるのは心強い》《榛葉幹事長が頼もしすぎる》などのポストが目立っていた。なかには、《榛葉さんが代表、古川(元久)さんが幹事長に交代すべき》と、“榛葉代表待望論”まで出る始末に。

 

 しかし、永田町では「他党も含めて、議員の人気はイマイチ」という声も伝わる。

 

「榛葉氏は参院当選4期のベテランです。参院の委員会では『ヤジ将軍』として知られていますが、『当選回数が少ないくせに』といった品のないヤジも多いので、批判があるんです。かつて民主党で一緒だった、蓮舫氏や枝野幸男氏などは快く思っていなかったですね。

 

 上昇志向は強いと思います。2015年に、いまは自民党の細野豪志氏が民主党代表選に立候補しましたが、担ぎ出したのは選挙地盤が同じ静岡の榛葉氏でした。そのときも周囲は『幹事長狙いだろう』と言っていましたね」(政治ジャーナリスト・宮崎信行氏)

 

 さまざまな評判があることから、「毀誉褒貶」とも評される榛葉氏。国民民主党に押し寄せるこの荒波を、どのように乗り切るのだろうか。

( SmartFLASH )

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