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顔面が陥没、眼鏡が融解…兵庫知事選・斎藤氏、演説の聴衆写真に「AI加工疑惑」浮上…スタッフは「古いiPhoneで撮影したので」弁明

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.11.14 19:40 最終更新日:2024.11.14 19:42

顔面が陥没、眼鏡が融解…兵庫知事選・斎藤氏、演説の聴衆写真に「AI加工疑惑」浮上…スタッフは「古いiPhoneで撮影したので」弁明

選挙カーに乗り、支持者らに手を振る斎藤元彦前兵庫県知事(写真・馬詰雅浩)

 

 11月17日投開票の兵庫県知事選が、いよいよ終盤戦に突入した。今、候補者らの形勢に大きな変化が生じているという。

 

「前職の斎藤元彦さんが『パワハラ』『おねだり』などの疑惑で失職。今回は、斎藤氏を含む7人の候補者が名乗りを上げています。

 

 序盤は前尼崎市長の稲村和美氏が優勢と見られていましたが、ここにきて斎藤氏が猛烈な追い上げを見せているのです。街頭演説にはものすごい人数の聴衆が集まります。また、斎藤氏とツーショットを撮ろうと、人々が列をなすほどです。ターミナル駅だけではなく、小さな公園でも演説をする『ドブ板』も話題になっています」(社会部記者)

 

 

 斎藤氏の支持者の熱狂ぶりは、他の候補とは一線を画すようだ。彼の公式Xにポストされた写真を見ると、なるほど演説会場は人、人、人。商店街前を覆いつくさんばかりだ。

 

 だが、こうした勢いの一方で、ある新たな疑惑が斎藤氏のもとに浮上している。それが、これらの街頭演説写真が「加工・合成ではないか」というものだ。

 

「斎藤氏の後援会によるX公式アカウント『さいとう元彦応援アカウント』の投稿した写真が物議をかもしています。集まった聴衆を前に、街宣車の上に乗った斎藤氏の後ろから撮影した写真が数点あるのですが、例えば三宮センター街前の演説風景の写真を見ると、聴衆の何人かの顔が不自然に歪んでいるのです。普通に写真を撮るだけでは絶対にこうはならないと思うのですが……」(兵庫県民)

 

 よく見ると、確かに写真の一部には不自然な箇所が。中には、顔が陥没しているように見える人や、メガネが顔に溶け込んでしまっているように見える人も……。これをもとに、Xでは、「街頭演説の写真を加工しているのではないか」「AIで人を増やしているのではないか」とする声が多く上がっているのだ。

 

 数々の疑惑を「鋼のメンタル」で乗り切っていた斎藤氏。ではこの「AI加工疑惑」にはどうこたえるのか。斎藤氏の選挙スタッフに、疑惑の真偽を問い合わせると、このような回答だった。

 

「加工は一切していません。顔がゆがんでいる? 顔が(SNSに)出てはいけない方にモザイクをかけたためだと思います。SNSで取り上げられていることも知っていますが、話題になって盛り上がることは(選挙戦にも)いいことかなと思います。拡散してほしいほどです」

 

 しかし数多の聴衆から、どのように「顔が出ては困る」人を見極めるのか。これには、選挙スタッフから明確な回答を得られなかった。

 

 その後、指摘の写真を見直したのだろうか、スタッフから「追い連絡」が。顔がゆがんでしまっている写真に関しては、「あの写真は古いiPhoneを使って広角モードで撮影したので、外周の方にゆがみが出てしまったんです」と訂正があった。

 

 こうした情報が出回るのは、混沌とした選挙戦ではよくあることだが、県民の審判は3日後に下される。結果はどうあれ、新知事には県政の“ゆがみ”だけは生み出さないでほしいものだ。

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