社会・政治
新幹線のぞみ“自由席削減”に賛否真っ二つ「外国人の増加も背景」JR関係者が語るトラブルとは
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.11.28 19:35 最終更新日:2024.11.28 19:36
JR東海とJR西日本が、東海道・山陽新幹線「のぞみ」の自由席を3両から2両に減らす方針だと、11月28日の「朝日新聞デジタル」などが報じている。
のぞみは16両編成で、1・2・3号車が自由席となっている。そのうち3号車の85席分が指定席になる。削減は2025年3月のダイヤ改正を機におこなわれるという。
パソコンやスマホによる新幹線予約の普及、浸透により、指定席志向が強まっていることが背景にあるとしている。
【関連記事:さんま、「東海道新幹線に個室復活」で語ったかつての思い出「赤井英和と花札をずっとしてた」】
1992年の運行開始時は全席が指定だったのぞみだが、2003年から自由席が導入されている。ただし2023年12月からは、ゴールデンウイーク、お盆、年末年始のピーク時に限り、全席指定席で運転される。今期も、2024年12月27日から2025年1月5日は全席指定だ。
この自由席削減に、Xでは様々な声が……。
《えーーー時間気にせず乗れるから自由席好きだったのに減るのは困る、、、》
《指定席は隣の席ガチャでハズレを引いたときに逃げられないので、専ら自由席なんだよな(混雑時は諦める)》
《席ガチャ嫌だから自由席に乗るのに…》
など、反対意見の多くは「予約なしで好きな時間に乗れる」「席を移動できる」などのメリットが享受できなくなるというもの。
一方、肯定的意見も多い。
《新幹線のぞみの自由席が削減されるだと?甘い。のぞみは開業当初の全席指定に戻せ。自由席は、他人の指定席に勝手に座るゴミが蔓延る原因となる》
《いっそ全廃でいい。自由席で座れないからって勝手に指定席に座ったり、席を譲れと威圧してくるトラブルが絶えないもんね。自由席はこだまだけでいい》
《自由席だと空いている席があるのに荷物を置いて座れないようにしている客がいる。棚に置ける程度の荷物でも空いているシートに置いて座れない。対策が進んでいるのは歓迎する》
など、自由席に多い座席のトラブルが減ることを期待する声が多い。
「確かに、実際に新幹線の座席をめぐるトラブルというのは、年々増えています。今年に入ってからインバウンドの影響もあり、外国人の利用者数が増加したのも理由の一つです。日本語が読めない方からしたら、自由席も指定席も一緒です。お客様からのクレームがなるべく出ないように改善していく必要があるでしょうね」(JR関係者)
コロナ後インバウンドが急増している今、利用客同士のいざこざはさらに増えていると思われる。自由席削減も時代の流れということではーー。
( SmartFLASH )