社会・政治
橋下徹も喝!閣僚ら飲食費1900万円に憤慨も「少なくなった」との指摘…北陸出身議員ほど「高額飲み会」を開く理由とは
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.12.02 15:40 最終更新日:2024.12.02 15:46
第2次石破内閣の石破茂首相と政務三役計11人が代表を務める政治団体が、2023年に飲食などの名目で1回に10万円以上を計上した事例が101件、総額約1925万円になったことが、11月29日に総務省が公表した「23年分の政治資金収支報告書」でわかった。30日に共同通信が報じている。
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「石破首相の『石破茂政経懇話会』は5件で約77万円の支出。和食店が多いようです。林芳正官房長官の『林芳正を支える会』が41件計で約903万円の支出で、都内の高級ふぐ店には1~2月に4回、計約152万円を支払っています。加藤勝信財務相の『勝会』は28件で計約590万円。4月5日は1日でフランス料理店、中華料理店など5店に計約103万円を支出したと報じています」(政治担当記者)
この報道に、かねて「飲み食い政治」に疑問を呈していた橋下徹氏が12月2日、自身のXを更新。《政治家どうしの会合なんて、議員会館か議員宿舎を使えばいい。そのための施設なんやから》と苦言を呈した。
政治家は、どうして高級料理店やホテルのレストランで会合をするのか。橋下氏が指摘するように議員会館や議員宿舎ではダメなのか。政治アナリストの伊藤惇夫氏がこう裏事情を語る。
「料亭が少なくなっていることもあり、最近は “料亭政治” をあまり聞かなくなりました。料亭は他の客と顔を合わせないため、秘密が守れるメリットはありますが、そもそも密談して政局を仕切るような政治家も少なくなりました。
議員会館で会合をすればいいという意見もありますが、酒が入ることで腹の探り合いをしながら突っ込んだ話ができるという声も聞きますからね……」
これだけの飲食代でも、少なくなったほう、ということか。一方、ある政務三役経験者は「議員の出身地にもよると思います」と興味深い指摘をしてくれた。
「私の印象では、石川県など北陸地方出身の先輩議員が好んで料理屋やホテルのレストランを使っているように思います。
というのも、北陸には有名温泉地が多くあり、そこで修業した料理人の方が斡旋されて東京の料亭やレストランの厨房で働くことが多かったのです。
それを知った議員が、応援の意味もこめて店を利用するのです。森喜朗元首相もそうでした」
料亭政治と無縁の若手議員は、どのような場所で会合を持っているのだろうか。
「赤坂の議員宿舎には共用会議室があります。そこを利用したり、永田町近くの個室居酒屋や町中華の2階、お好み焼き屋で集まったりすることもあります。コスパ重視ですね」(永田町関係者)
橋下氏が「飲み食い政治はもうやめろ」と言わなくても、次第になくなりそうな「永田町文化」なのだ。
( SmartFLASH )