12月4日、国民民主党は玉木雄一郎代表に「役職停止3カ月」の処分を下した。
11月11日に本誌「SmartFLASH」が報じた元グラビアアイドルで「高松市観光大使」の小泉みゆきとの不倫を受けてのことで、この件については、以前から国民民主党所属の国会議員3人による倫理委員会が党の倫理規則に違反していないかどうかを調査していた。
そしてこの日、両院議員総会で、榛葉賀津也幹事長が倫理委員会の調査を受けて「党の名誉や信頼を傷つける行為」として、処分案を示し、全会一致で処分が決まった。
「不倫報道は大きく報じられ、特に相手の小泉さんが日ごろから水着の写真を投稿していたり、グラビアアイドル時代にきわどい写真集を出していたりと、あまりにセクシーな活動をしていたことも注目を集めました。インターネット上では “ハニートラップ” を疑う声が出たほどです。
また、玉木氏とホテルで落ち合う前に、小泉さんがミニスカートを穿き替えたり、髪型を変えたりしていたこともわかっており、そういった行動が玉木氏からの『リクエストだったりして』という勘ぐりもありました。いずれにせよ、国政政党の代表にもかかわらず、玉木氏には “破廉恥” な印象が強くついてしまったのは間違いありません」(政治担当記者)
【関連記事:「女のセンスなさすぎ」国民・玉木雄一郎代表 元グラドルと不倫に“玉木ガールズ”幻滅…反発招いた相手女性の“あざとさ”とは】
ただ、不倫発覚後の玉木氏の対応は素早かった。
本誌報道と同日の朝9時30分に、玉木氏は衆議院議員会館内の会議室で緊急会見を開き、本誌報道について「おおむね事実」と小泉との不倫関係を認め、謝罪していた。
その後、国民民主党は両院議員総会を開き、玉木氏の代表続投に反対意見が出ることなく、“全会一致” で続投が決定していた。つまり、今回の処分はその両院議員総会での結論を覆したことになる。
前出・政治担当記者がこう話す。
「謝罪した玉木氏は、総選挙で公約に掲げていた『103万円の壁』を突破し、所得控除額を178万円まで引き上げるよう、“手取りを増やす経済政策” を石破茂首相に要求するなど、不倫問題など “どこ吹く風” といった様子で邁進しているように見えました。
不倫発覚当初は、政党支持率の落ち込みがなく、あくまで玉木氏の家庭の問題であることを理由に処分すべきではないという声が榛葉氏を中心にあったんです」
その判断に “異変” が起きた背景には何があったのか。政治部デスクが語る。
「玉木氏は謝罪会見で幕引きを図ろうとしていましたが、その後も伊藤孝恵参議院議員や舟山康江参議院議員ら国民民主党のベテラン女性国会議員から『選挙で頑張ったみんなの顔に泥を塗った』などと激しい突き上げを食らっていました。
その声を受けたのが倫理委員会であり、当初は玉木氏を擁護していた榛葉幹事長もかばいきれないと思ったのか、『何らかのけじめをつけない限り、来年の参院選に影響する』と言い始め、徐々にそうした声が党内で多くなったのです。玉木氏の側近も『考えている以上に党内からの突き上げがすごすぎた』と語っています」
さらに、国民民主党にとって、巨大な支援団体の一つである「連合」の芳野友子会長には、11月22日と27日の2度にわたり「けじめをつけるべき」と苦言を呈されていた。その発言の影響力については、こう話す。
「連合の芳野会長からは、2人で会談した場でなく、記者会見の場になってから『けじめをつけろ』という類の言葉を言われたそう。見せしめのような発言だったため、芳野会長の怒りは相当なものと判断し、これも勘案した上での党としての処分のようです。そして、2025年7月の参院選を控えた参議院議員側からも、何らかの区切りを求める声が多かったことも処分を決定づけたとみられています」
不倫相手の小泉は、発覚後、表に一切出ることもなく、現在、何をしているのかも不明だが、前出のデスクはこう言う。
「『国民民主党の関係者の自宅に住まわせ、おかしなことがないよう管理している』と党幹部周辺からの話が漏れ伝わってきていますが、真偽は不明です」
玉木氏は2025年3月3日までの役職停止で、その間は古川元久代表代行が代表職を担い、玉木氏は3月4日には代表に復帰する予定だという。
「役職停止中は執行役員会にも出席できず、これまでおこなっていた記者会見も出られないようですから、しばらくは表舞台から消えることになりそうです」(前出・政治担当記者)
謹慎期間中は謝罪会見で「日本一の妻」と賛辞を贈った夫人から叱咤激励されながら過ごすことになるのだろう。