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石破首相、自宅でタバコは「許容される状況にはございません」本誌に語っていた「政治家が100円ライターを使う理由」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.12.18 17:00 最終更新日:2024.12.18 17:01
国会で、石破茂首相が自身の喫煙について答弁する場面があった。
それは12月16日、参院予算委員会でのこと。日本維新の会の松沢成文参院議員が、石破首相に「総理はヘビースモーカーで有名ですけれど、1日にだいたい、どれだけタバコを吸うんですか? 周辺の人々が受動喫煙の被害を受けないように、どのように気を遣っていますか?」と質問した。
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それに対し、石破首相は「多くの方からご指摘をいただきまして、1日、数本まで減りました。ゼロになるまでもう少しかなと思っております。受動喫煙につきましては、まわりに人がいるようなところで吸うことは、ございません」と答弁。松沢議員が「自宅でも吸わないんですか? 奥様が隣にいますよね?」とさらに質問すると、石破首相が「そのようなことが許容される状況にはございません」と答え、場内から大きな笑いが起きた。
松沢議員はこの後、首相官邸や政府専用機などで喫煙は禁止であることや、外遊の際、首相の喫煙場所を探すのに四苦八苦したという外務省職員の報道があったことを指摘した。
「石破首相は愛煙家として知られ、自民党のたばこ議員連盟の発起人でもあります。嗜好品を楽しむことは何の問題もありませんが、外遊の際などで、日本の首相の名に恥じない行動を心がけてほしいという意見もあります。
それにしても、首相が自宅でタバコも吸えないということは、議員仲間にも少し驚きを持って受け止められたようです。奥様が、首相の健康を気遣ってのことだともっぱらの噂です」(政治担当記者)
この「自宅でタバコが吸えない首相」の話に、Xでは
《石破総理、完全に肩身が狭い…》
《石破さんを擁護する訳ではないが タバコぐらい自由に吸わせてあげなさいよ》
と、同情する声が。ほかにも、
《禁煙って決断も出来ないのに、国を左右する重要な決断が出来るのかね》
《受動喫煙防止は大切な事ですが、公共のルールを守って喫煙する者の権利も認めていただきたいのであります》
など、喫煙に関する論争が盛んにおこなわれている状況だ。
答弁で「禁煙まであと少し」と漏らした石破首相だが、2021年には、本誌のインタビューにこう語ったことがある。
「私がこの世界に入ったときは、有名な政治家もみな、たばこを吸っていて、それぞれ“深み”がありました。田中角栄先生はマイルドセブン、竹下登先生はずっとハイライトでした。橋本龍太郎先生はチェリー。渡辺美智雄先生はショートホープ……。おもしろいもので、銘柄が人それぞれ違いました。カッコよさでいえば、龍太郎先生の右に出る人はいなかった。笑っているときも、苦りきった表情も、どちらも絵になっていた」
石破首相が愛を語ったのは、たばこだけではない。
「政治家の先生方は、100円ライターが多かった。龍太郎先生も、100円ライターでチェリーに火をつける。それがまた、カッコいいんだな。ライターがダンヒルだったら、キザに見えちゃうのかもしれません。政治家は、地元(選挙区)に帰ったとき、『この人、俺たちと一緒だな』と思ってほしいと考えますからね」
政界の偉大な先達たちと、自分の姿を重ね合わせていた石破首相。先人たちが灯してきた“火”は、そうやすやすとは消せないということか。
( SmartFLASH )