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令和の時代にミクシィ復活、かつてのユーザー大興奮もさっそく「麻生太郎」なりすましが登場! 自由と規制の難しい舵取り

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.12.18 20:30 最終更新日:2024.12.18 23:36

令和の時代にミクシィ復活、かつてのユーザー大興奮もさっそく「麻生太郎」なりすましが登場! 自由と規制の難しい舵取り

なりすましアカウントを作られた麻生太郎氏

 

 12月16日、2000年代前半から後半にかけて爆発的な人気を誇ったSNS「mixi(ミクシィ)」の後継として、株式会社MIXIが「mixi2」をリリースし、話題となっている。

 

「2004年にサービスが開始された“元祖”mixiには、ユーザーが自分のアカウントページを開設し、日記や短文を公開できる機能がありました。さらに、mixiを通じて仲間たちと手軽に会話できる機能や、知らない人と出会えるさまざまなジャンルの掲示板が用意されていました。完全招待制だったことも話題を呼び、まるで“秘密サークル”のようなコンテンツサービスとして、2004年から2010年にかけて隆盛を誇りました。

 

 しかし、2010年に完全招待制を廃止し、登録制に移行。翌年にはmixiらしさのひとつであった『足あと機能』を廃止するなど迷走し、人気が衰退。その後も継続はしていたものの、SNS上では“オワコン”扱いとなり、近年では、その名を聞く機会すら少なくなっていました。とはいえ流行した当時は、誰もがこぞってやっていたSNSでした」(ITジャーナリスト)

 

 

 そんなmixi復活の報に、Xでは「マイミク」がトレンド入り。X上では、

 

《mixi2に興奮して普通のmixiに久々にログインしたら古のマイミクさんが15年ぶりくらいに15年前と変わらない病み日記書いててエモすぎる》

 

《mixi(ミクシィ)で繋がった知り合いは「マイミク」って言うんだからな!今度「フォロワー」なんて言葉使いやがったらこのオデが許さねえど》

 

《mixi、当代のSNSでは忘れ去られたいにしえの機能「マイミク紹介文」というのがあって。その人のホームに飛ぶと、「その人のマイミクからの紹介文」が提示されてて。(頻出ワード「大切なマイミクさんです」)》

 

 などの声が寄せられ、かつてのmixiユーザーたちの間で盛り上がりを見せている。

 

「今を共有でき、すぐ集える」をコンセプトに掲げた短文共有SNSとして、新機能も備えてスタートした「mixi 2」。しかし一方では、早くも著名人のなりすましアカウントが乱立するという、困った事態が起きている。

 

「さっそくmixi2上で『麻生太郎』氏を名乗るアカウントが、本人の名前と顔写真つきで《よろしくお願いします》とひと言だけ投稿しました。ところが、自民党の河野太郎氏は、X上で《mixi2のこのアカウントは、麻生事務所に確認したところ、なりすましです》と注意喚起を呼びかけています。

 

 また、『HIKAKIN(本物)』なるアカウントは、HIKAKINの公式Xのアイコンと同じ写真を用いていますが、現時点で、本物か、なりすましかはわかっておらず、《ヒカキン本物?》といぶかしむ声もあがっています。X上でもなりすましアカウントは非常に多いものの、認証バッジといったシステムや、すでにサービスが長いことから、ある程度“偽者”がわかりやすくなっています。

 

 新サービスである『mixi 2』では、今後も似たような事例が多発するかもしれません。このサービスは、利用者が多すぎて殺伐としたXよりも、牧歌的で穏やかな雰囲気を求めてアカウントを作る人が多いようです。規制しすぎれば、自由で楽しい雰囲気がなくなりますが、一方で放置するとどんどん荒れていくことになります。新たなSNSとして、難しい舵取りが求められますね」(前出・ITジャーナリスト))

 

 はたして成功するのだろうか。

( SmartFLASH )

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