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「生ぬるい死に方」フィフィ「女子高生コンクリ詰め殺人事件」準主犯格 “3年前に死去” 報道に辛辣意見
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2025.01.07 19:56 最終更新日:2025.01.07 19:56
元号が「昭和」から「平成」へと移り変わった1989年、東京都足立区綾瀬で起きた凶悪事件は今でも覚えている人が多いだろう。女子高生コンクリート詰め殺人事件と呼ばれる “史上最悪” の少年犯罪だ。
「この事件で被害者となった17歳の女子高生は、主犯格A(当時18)、準主犯格B(当時17)、自宅を監禁場所に提供したC(当時16)ら複数の少年たちによって連れ去られ、41日間にわたって監禁されました。
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女子高生は、Aたちから連日に及ぶ強姦や暴力、常軌を逸した拷問の末に殺害され、ドラム缶にコンクリ詰めにされて遺棄されました。人を人とも思わない、少年たちのあまりの残虐非道ぶりが、今も語り草となっている事件です」(事件担当記者)
HBC北海道放送は、この事件を起こした少年らのその後を徹底取材。Bが3年前に亡くなったことを報じ、話題になっている。
報道によれば、Bは懲役5~10年の不定期刑を受けて収監された。1999年8月、28歳のときに満期で出所したあとは、弁護士から紹介されたコンピューター関連の派遣の仕事に就いた一方で、7歳年下の中国籍の女性と結婚。
だが数年で離婚し、仕事も退職。母親に金を無心しながら、自身は国産の高級セダン車を乗り回すなど、自由な暮らしぶりだったという。
「しかし、Bは2004年5月、知人に対する逮捕監禁致傷の罪で起訴され、懲役4年の実刑判決を受けて刑務所に逆戻り。2009年に満期で出所したあとは、仕事をすることもなく、埼玉県のアパートで生活保護を受けながら、ひとりで暮らしていたそうです。
そして、2022年7月16日、51歳で亡くなっていたことが明かされました。薬の副作用からトイレの中で倒れ、便器とタンクの間に頭を挟まれた形で、嘔吐して亡くなったそう。
記事では、支援者の『かわいそうな死に方でした。本来は明るくて、物静かで、優しい子』との言葉も紹介されています」(同)
この記事が公開されると、Xには「女子高生コンクリ詰め殺人事件」がトレンド入り。今でも事件を忘れていない人たちから、怒りの声が殺到する事態になっている。
そんななか、タレントのフィフィもX上でこの件に言及。記事を貼り付け、
《変な記事、誰がこんな人間の矯正を期待する?いないよ、生活保護が出ていたことすら腹立たしい。生ぬるい死に方をして残念なくらい》
と、痛烈にぶった斬ったのだ。
「もちろん、被害者に同情するなら、こうした意見が出てくるのも当然でしょう。一方で、今回の北海道放送の記事でも指摘されていますが、一度刑務所に入ったものの、更生できず、結局Bのように再犯してしまうケースが多々あることも問題です。
社会の治安を守るためには、感情的になって厳罰化するだけでは解決しません。実際、2025年6月に改正刑法が施行され、より加害者の社会復帰や更生に力点が置かれるようになる予定です。
あまりに残虐な事件で、感情的になってしまうのはよくわかりますが、むしろどうすればこうした悲劇を起こさずに済んだのか、冷静に考えることが大切でしょう」(同)
せめて反省の弁だけでも聞きたかったが……。
( SmartFLASH )