社会・政治
東国原英夫、兵庫県議の「誤情報」SNS投稿で『ゴゴスマ』出演見合わせ…危惧される政治系番組 “出演辞退ドミノ” の未来
「東国原さんは、亡くなられた元兵庫県議に関して、自身のSNSで事実と異なる投稿があったことを受け、東国原さんサイドと協議したうえで、今日の時点では(出演を)見合わせることとしました」
1月23日、『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系)の番組冒頭、MCの石井亮次アナウンサーが、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏がスタジオ不在の経緯をこのように語った。
石井アナが説明した「事実と異なる投稿」とは何なのか。
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「斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑を調査する百条委員会の委員だった竹内英明前県議が、1月18日に逝去されました。
これを受けて東国原氏は20日、自身のXに、
《この死、何とか防げなかったのかな?竹内氏のこれまでの言動に賛否はあれど、これ以上悲劇を繰り返してはならない。心よりご冥福をお祈り申し上げます》
としたうえで
《死に至る直接の理由はご本人しかわからないが、竹内議員は百条委員会で数々の疑惑が指摘されていたことも事実。警察から事情聴取もされていたと聞く》
とポストしました(現在は削除)。
しかし、兵庫県警の村井紀之本部長が、20日の県議会で『(竹内氏を)被疑者として任意の調べをしたことはありません、まして逮捕するという話はまったくございません』と全面否定したのです」(事件担当記者)
東国原氏は20日にXで謝罪したが、X上には《ファクトチェックもできない東国原ってTVに出すな!》《東国原の番組降板を要求します》《デマ流す人をテレビ出したら危ない》などの批判が相次いだことから、出演見合わせは避けられなかったようだ。
しかし、影響は『ゴゴスマ』だけにとどまらないという指摘もある。
「衆院議員、宮崎県知事という経歴を持つ東国原氏は、自身のXに《石破首相からお電話をいただきました。「地方創生を再起動させる」とお考えの石破さんに、僕は頑張って欲しいと思ってます》とポストするなど人脈の広さを誇り、『政治コメンテーター』としての立場を確固たるものにしてきました。
しかし、ファクトチェックができていなかったのは痛恨です。発言の信憑性に疑問符がつきますから、『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)など、特に政治を扱う番組について “出演辞退ドミノ” になる恐れがあります」(同)
宮崎県は現職知事が4期めを務めている。そのため、2026年に予定されている県知事選で、今なお人気が高い東国原氏の出馬に期待する声もあがっているというが……影響はどこまで広がるだろうか。