社会・政治
“エッフェル姉さん”松川るい「誹謗中傷大国」危機感表明も「フランス研修」と「裏金問題」が再燃
「誹謗中傷大国ニッポン~そろそろいい加減にしよう~」
自民党参院議員の松川るい氏が1月26日、自身の公式Xにポストしたこの言葉がトレンド入りするなど注目されている。
「松川氏は併せて、半年ぶりに同じタイトルでブログを更新しました。そのなかで、斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会の委員だった竹内英明元県議が死亡したことについて《SNSの誹謗中傷で自殺に追いこんだ方々は竹内県議を直接ご存じだったのでしょうか》と指摘。女性問題で芸能界を引退した中居正広さんについても《真実がよくわからない中で、憶測に基づくバッシングが双方関係者に対して行われ誰も幸せにならない状況》としています。
そうしたことから《SNSは暴力がまかりとおるジャングル。匿名で誹謗中傷できるシステムそのものに問題がある》などと持論を展開しています」(社会部記者)
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同ブログで松川氏は、《誹謗中傷したら、即座に発信した個人が特定できるようにする》などと解決策も提案している。こうした彼女の主張について、自民党大阪府連関係者は、こう胸中を慮る。
「松川さんは2023年7月の自民党女性局フランス研修の際、エッフェル塔の前で“おどけたポーズ”の写真を撮ってSNSにアップ。それで大ひんしゅくを買い、“エッフェル姉さん”などとあだ名をつけられたことも。松川さんは、研修時は女性局長でした。
その後、記者の囲み取材やSNSなどで謝罪をしましたが、正式に記者会見などは開かなかったことから『説明責任を果たしていない』と指摘され、さらに松川さんは会合などで『毎日毎日、デマが流されています』と涙声で訴えたことで批判が高まりました。
そうした経緯もあり、今回の発信につながったのではないでしょうか」
しかし松川氏がブログ更新を知らせるためにおこなったXの投稿には、《いい加減にするのは貴方》や《都合よく解釈して貴方の国益無視や説明責任逃れを正当化してはいけません》《日本の政治家に対しても 「そろそろいい加減にしよう」 と言いたいのですが、 それも誹謗中傷ですか?》などのリプライが寄せられている。リプライは1月27日14時時点で3500件あまり寄せられており、そのほとんどが松川氏を批判する内容のものだ。
批判の中には、炎上したフランス研修の他、2024年12月の政治倫理審査会で、松川氏が派閥の裏金について「知らなかった。『裏金』と言われるのはつらい」と弁明したことなどへの指摘もあった。
「確かに松川さんの主張には今伝えるべき重要な内容も含まれていましたが、一方で自身の説明不足などを掘り返されてしまったようです。それらの批判のなかには松川さんのいうように“デマ”もあるのでしょうが、『批判と誹謗中傷を混同しているのではないか』という疑問の声も今回のブログには多く寄せられているようです」
松川氏の問題提起を国民はどう受け止めるのだろうか。