社会・政治
石破茂首相、40kgの優勝杯を抱え豊昇龍に授与…67歳の驚異的“怪力”にどよめき「初めて感心した」皮肉も
石破茂首相に、久々の“ハッピーニュース”が飛び込んできた。
1月26日、大相撲初場所(東京・両国国技館)の千秋楽。大関・豊昇龍が平幕・金峰山、王鵬との優勝決定巴戦を制し、一昨年の名古屋場所以来9場所ぶり2度目の優勝を飾った。続いて行われた表彰式に登壇したのが石破首相。いつになく力強い声で賞状を読み上げたあと、重さ40kg、台座を含めて高さ85cmほどの純銀製の内閣総理大臣杯を持ち上げ、豊昇龍に授与したのだ。
「首相自ら総理大臣杯を手渡したのは、2019年5月の大相撲夏場所の千秋楽で故・安倍晋三元首相以来のことです。当時64歳だった安倍元首相に対し、石破首相は現在67歳。呼び出しの手も借りてはいましたが、ほぼ1人で担ぎ上げると、その思わぬ怪力ぶりに国技館がどよめいていました」(芸能記者)
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するとSNSでは、ある声が多数寄せられることに。
《石破君のいい所初めて見つけた》
《総理に就任して長所が1つもありませんでしたが、意外と力持ちという長所がありました》
《石破関連で初めて感心した》
なんとも皮肉交じりのコメントが並んでいる。
「新内閣発足時、『国民の共感と納得が得られるよう努力していきたい』と意気込んでいた同首相ですが、その適性が今も疑われているのは就任早々のつまずきが尾を引いているからです。
昨年11月のAPEC首脳会議で各国の首脳が談笑しながら“外交”を展開する会場の片隅で、席に座って1人で携帯をいじっていたり、座ったまま握手を交わしたりする姿がマナー違反だと批判されました。その後もおにぎりを大口を開けてほおばったり、肘をついてラーメンをすする映像が切り取られて拡散。“品がない”と厳しい指摘を受けました。いずれにせよ、好感度が下がることはあっても上がるようなニュースに恵まれませんでした」(同前)
“好感度”だけでなく政治手腕そのものにも不安がつきまとう。
「国内では、少数与党ということもあり、国民民主党や日本維新の会の顔色をうかがってばかりです。そして今後いちばん“リスク”となるのが、1月に誕生した米国のトランプ大統領です。昨年11月、再選を果たしたトランプ米大統領に祝意を告げるために石破首相が電話した時間はわずか5分。2016年、当時の安倍首相がトランプ氏と電話で会談したのは約20分間ですから、これがどれだけ短いかが分かります。いまだに実現できていない日米首脳会談の開催も、日米同盟の存在を考えれば『あまりにも遅い』という意見が出ています。トランプ氏との関係がこじれた場合、一気に立場が厳しくなるでしょうね」(政治部記者)
本業でも“剛腕”を発揮してほしいものだが……。