社会・政治
岩屋外相の部屋に “見知らぬ女性” 騒動「議員宿舎」のゆるゆるセキュリティに心配…「お帰りいただいた」発言にも違和感が
東京・赤坂にある衆議院議員宿舎の岩屋毅外務大臣の部屋に、見知らぬ女性が侵入していたことが、1月30日の「デイリー新潮」の報道で明らかになった。
記事によれば、岩屋氏は1月23日に出張先の米国から帰国し、宿舎へ戻ったところ、無施錠だったはずの玄関の鍵がかかっており、インターホンを押してみたところ、出てきた40代くらいの見知らぬ女性と鉢合わせ。女性は部屋を飛び出し、逃走したという。
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岩屋氏は警察に通報したものの、すぐには女性が見つからず、翌24日に防犯カメラに映っていた同じ女が宿舎に現われたところ、確保されたという。
政治担当記者がこう話す。
「デイリー新潮によれば、女性は受付で身分証を提示し、『岩屋先生に呼ばれてきた』と告げて建物に入ったとのことです。しかし、議員がどの部屋に住んでいるかは外部の人間にはわからないですし、事前に鍵がかかっていないことを知っていたとしたら、それもおかしな話です。
岩屋氏が不在にもかかわらず、受付で確認もせず女性を通してしまったことは警備上かなりの問題があります。また、女性は一度逃げたにもかかわらず、翌日に再び宿舎を訪れるなど、挙動不審な点が多い。謎が多い住居侵入事件です。
SNSでは外国の “工作員” と予想する投稿もあるようですが、工作員がのこのこ戻ってくるはずもなく、それは考えられません。女性については以前にも別の場所で住居侵入を犯したことがあるとの未確認情報もあります」
宿舎の警備業務を担当する警備会社に電話すると、広報担当者は「警備上の問題などもあり、お答えできません」と答えた。
あらためて女性の素性などを岩屋事務所に問い合わせたが、「お答えは差し控えさせていただいきたいと思います。警察に対応をお任せしておりますので」とのことだった。
報道と同日、岩屋氏は侵入を事実と認めたうえで「すぐにお帰りいただいたんですが、何の被害もありませんでしたので、警察当局あるいは宿舎の警備の方に、こういうことがあってはならないので、さらに警備を強化してもらいたいと申しあげた」と話している。
ところが、岩屋氏の「すぐにお帰りいただいた」という言葉の危機感のなさがクローズアップされ、X上では《心配ではなく呆れている 直ぐにお帰りって…何のためのボディガードだよ》《セキュリティ突破して、部屋の室内にまで侵入してきた腕利きの侵入者に対して、お帰りいただいたとはどういう事ですか?》などの投稿もあった。
外交では、緩すぎるセキュリティを見せないでほしいが……。