社会・政治
YOASOBI、大谷翔平も契約、バイデン前大統領がタレント事務所と電撃契約でトランプも「冗談だろ?」驚き
2024年11月の米大統領選で、ドナルド・トランプ現大統領に“戦わずして敗れた”との声まである、ジョー・バイデン前大統領。おぼつかない足取りや、著しいもの忘れ、そして笑顔を見せ、固まってしまう行動など、激しい選挙戦を乗り切ることが不安視されていただけに、途中辞退は当然のことのように思えた。
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82歳という高齢を考えれば、大統領引退後は優雅な余生を続けるように思われていた。
しかし、このままおとなしくしている気持ちは毛頭ないようだ。2025年2月3日、大手タレント事務所『クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー(CAA)』は、バイデン元前統領と契約を結んだことを発表した。
同社は1975年創立で、ウィリアム・モリス・エンデヴァー(WME)、IMCパートナーズ(ICM)、ユナイテッド・タレント・エージェンシー (UTA)、と並び、ハリウッド4大エージェンシーに数えられる。顧客にはハリウッドスター、スポーツ選手、音楽界の有名人が含まれており、多くの政治家とも取引がある。
また、歌手のYOASOBIや俳優の西島秀俊など、グローバルに活躍する日本人タレントも契約しているという。拠点は米国のみならず、英国、中国などにも置かれている。こうした国際色豊かな事務所のなかでも、米国人を除いてもっとも有名なのは、ドジャースの大谷翔平だろう。
となれば、「大谷人気に便乗して、バイデン前大統領がCAAと契約」と、うがった見方をしてしまいそうだが……真相はどうやらそうではないらしい。
「じつはCAAは、バイデン氏がオバマ政権で副大統領を8年務めた後、マネジメント契約をしていました。その際には、回顧録の出版やイベント開催を手がけたということです。なので、大谷を意識しての契約ではなく、単なる再契約ということです。
それに、バイデン氏は若いころは内野手としてプレーするなど、野球ファンとして知られていますが、応援しているのは大谷所属のドジャーズではなく、フィラデルフィア・フィリーズですからね」(現地記者)
一方、“政敵”であるトランプ大統領は4日、記者団からバイデン氏とCAAとの契約について質問されると「冗談だろ? もっと大きな問題が起きそうだ。でも、幸運を祈る」と、またもや皮肉まじりにエールを送った。タレント出身のトランプ大統領だけに、エンタメ業界の苦労は身に染みて知っているのかもしれない。